今月5日に予定されているサッカー日本代表対オーストラリア代表戦。
オーストラリアにとっては2026年FIFAワールドカップの本戦出場権もかかっているだけに、この試合は現在、現地でも高い注目が寄せられている。
オーストラリア代表は現在グループCで2位につけている。この順位を維持することが出来れば本戦出場が決まるものの、3位サウジアラビアとの勝点差はわずか3。そのため、次の日本戦での勝利が極めて重要なものとなる。
しかしながら、オーストラリアは2010年のW杯予選での対決以降、15年以上日本に対して勝利を収めることが出来ていない。同チームにとって「鬼門」でもある日本代表戦は直近10年で2分4敗という厳しい結果になっている。
しかしながら、現地メディア『9.com』は5日の日本代表戦に勝機があるという。
同メディアが挙げている理由は「Jリーグ勢」の存在だ。今回の日本代表メンバーには俵積田晃太(FC東京)や佐藤龍之介(岡山)など、9名のJリーガーが選出されており、“試験的”なメンバー選出でもある。
しかしながら、オーストラリア代表は昨年10月、今回はメンバー外の三笘薫や伊東純也、南野拓実といった、ある種「本気」のメンバー構成である日本代表を相手に引き分けの結果を残している。もちろん、サッカーはそれで結果が決まるほど単純な競技ではないものの、同紙はこの要素を「オーストラリアに有利に働く」と見ている。
現代サッカー発祥の地イギリスと強い結びつきを持ち、アジアサッカー界でも長年強い存在感を残してきたオーストラリア。今週でW杯出場を決めることはできるだろうか。