J3の高知ユナイテッドSCは10日、神野卓哉ヘッドコーチ(監督代行)について、コーチ・クラブ双方合意の上、契約を解除することとなったと発表した。
今季、Jリーグ初参入を果たした高知。
この緊急事態を受けて、高知はいわてグルージャ盛岡でJ2昇格も経験している秋田豊氏を監督として招聘。秋田監督らしく攻守の「ゴール前」にフォーカスされたチームは開幕から着実に結果を残し、一時は8位につけていた。
ところが、6月29日に秋田監督がパワハラ疑惑により休養することが発表。以降もチームは監督代行を務める神野卓哉ヘッドコーチのもとで勝点を積み重ねてきたが、中断明けの第23節からここまで4連敗を喫していた。
以下は神野ヘッドコーチのコメント。
「監督代行としての2ヶ月間、貴重な経験をさせていただきました。
この期間が長かったため、チームマネジメント、トレーニング、選手選考などにおいて統一感を出すことが難しい中でチームマネジメントに取り組んできました。
クラブとは代行期間が長引く中、話し合いを続けてきましたが状況の変化がないことからこれ以上のマネジメントは難しいと考え、改めてクラブと話し合いの場を持ち双方合意の上でこの度の結論に達しました。
クラブの皆様には、私の意見を真摯にお聞き取りいただき、誠に感謝申し上げます。
また、サポーターの皆様には心からの応援と激励を賜り、誠にありがとうございました」
秋田監督の休養が長期化する中で、監督代行としての“難しさ”があり、クラブと話し合った結果、契約解除に至ったようだ。
現在、地元出身で在籍11年目になる34歳の立田将大コーチが暫定的に指揮を執っているという高知。