プレミア旋風!2026年冬に「最も高い額で移籍した選手」TOP5

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2026年1月の移籍マーケットが幕を閉じた。いつも動きが鈍いと言われがちな冬の市場であるが、今季はかなり激しい動きがあり、移籍金ランキングもまるで夏であるかのような賑わいを見せた。



特にプレミアリーグ勢は多くの資金を投入しており、高額移籍ランキング上位5名のうち4名がイングランドのクラブが買ったものだった。



エキサイティングな取引が多かった2026年1月のマーケットの取引の中から、『football365』がまとめた移籍金高額ランキングのTOP5をご紹介する。



5位:オスカー・ボブ



移籍:マンチェスター・シティ → フラム



移籍金:2700万ポンド(およそ57.1億円)



数字だけを見れば、首をかしげる人もいるかもしれない。まだプレミアリーグでの先発出場はわずか13試合というルーキープレーヤーであり、それで2700万ポンドの移籍金を発生させた。



とはいえ、マンチェスター・シティの内部での評価は一貫して高かった選手でもある。限られた出場機会の中で見せた判断力や技術は見事なものであったし、リオネル・メッシとも比較されるようなボール扱いは大きな期待を持たれて然るべきだ。



フラムはそこに賭けた。数年後にボブがリーグ屈指のアタッカーに成長すれば、コール・パーマーのように「なぜシティは手放したのか」と語られる日が来るかもしれない。



4位:コナー・ギャラガー



移籍:アトレティコ・マドリー → トッテナム



移籍金:3460万ポンド(およそ73.1億円)



ブレナン・ジョンソンをクリスタル・パレスへと売却したことで得た3500万ポンド(およそ74億円)の資金は、迷うことなくそのまま次の補強へと注ぎ込まれた。それがアトレティコ・マドリーに所属していたコナー・ギャラガーだった。



苦しんでいるチームの中盤に必要なのは走力、強度、そして90分間落ちない運動量などだ。かつてチェルシーでプレーしていた25歳のMFは、その全てを満たす存在だ。



スペインでの挑戦は決して失敗ではなかったが、それ以上にトッテナムは彼をプレミアリーグでの即戦力として高く評価した。ファンの間でも期待値は高く、この冬の補強で「最も現実的な成功例」になる可能性を秘めている。



3位:ブレナン・ジョンソン



移籍:トッテナム → クリスタル・パレス



移籍金:3500万ポンド(およそ74億円)



この移籍は金額以上に衝撃的なものだった。これまで「売るクラブ」であったはずのクリスタル・パレスが、チームの歴史上最高額となる移籍金を投じてトッテナム・ホットスパーからブレナン・ジョンソンを引き入れたという事実が。



パレスは今季エベレチ・エゼ、マーク・グエヒらスター選手を売却し、オリヴァー・グラスナー監督からも苦言を呈されるなど、「売りの姿勢」が目立ちすぎるクラブであった。そのイメージを一気に変えるような獲得であった。まるで、それは監督の怒りを鎮めるためのものであるかのように。



すでに今季限りでオリヴァー・グラスナー監督の退任は決定しているが、彼をいい形で送り出せるような結果を残せるだろうか。「ピンポイントの補強」となったブレナン・ジョンソンが活躍できるかどうか、それがクラブの浮沈を左右するはずだ。



2位:ルーカス・パケタ



(ウェストハム → フラメンゴ)
移籍金:3580万ポンド(およそ75.7億円)



「フラメンゴにスターが帰還する」。その事実によってブラジル国内が熱狂に包まれた。屈指の名門フラメンゴは、この移籍を単なる補強ではなく「歴史的回帰」として位置づけているほどだ。



支払われた移籍金は信じられないような額であり、ブラジルのチームが支払ったものとしては歴史上最高の数字になった。それはフラメンゴがこのルーカス・パケタに賭ける思いの強さを反映しているといえる。



賭博規則違反で告発されたことによって2年間以上の裁判を余儀なくされ、パケタも家族もイングランドでの生活に疲弊していた。ウェストハムは最後まで残留を説得したものの、彼の意思は揺るがなかったという。



欧州トップリーグから南米への高額移籍。これまでほとんどあり得なかったこの取引が、2026年冬の移籍マーケットの異質さを象徴している。



1位:アントワーヌ・セメニョ



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(C)Getty Images



移籍:ボーンマス → マンチェスター・シティ



移籍金:6500万ポンド(およそ137.4億円)



今冬のマーケットにおける最大の注目株であることは、誰の目にも明らかだったセメニョ。「移籍期間の最初の2週間のみ有効な6500万ポンドの契約解除条項」があるという事実は、もはや公然の秘密となっていた。



リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナムといった強豪が水面下で接触を続ける中、最も迅速に動いたのがマンチェスター・シティだった。交渉に時間をかけず、ただ淡々と条項を行使する。いかにもグアルディオラが率いるチームらしい、無駄のない仕事だった。



スピード、推進力、そしてプレミア適応済みという即効性ある選手。マンチェスター・シティにとって、セメニョは未来への投資であると同時に、今季の後半戦で優勝を奪うための切り札でもある。高額ではあるが、リスクは極めて低い取引だと、そう判断したからこその決断だろう。



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※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。



筆者:石井彰(編集部)

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