サッカー界の世界的なスターが、日本人選手が活躍するクラブへ加入する。
MLS(アメリカ1部)のバンクーバー・ホワイトキャップスは6日、ドイツ1部バイエルンを退団した元ドイツ代表FWトーマス・ミュラーの獲得を発表した。
現在35歳のミュラーは、2000年に10歳にしてバイエルンの下部組織で入団し、18歳のときにトップチーム昇格を果たした。
その後は17シーズンにわたりバイエルン一筋でプレーし、公式戦503試合に出場。神出鬼没にゴール前に現れて数多くの決定機を作り出し、バイエルンで公式戦通算150得点を挙げた。
同クラブでは13度の国内リーグ制覇や2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を含む33のタイトルを獲得に貢献した。
しかし、ミュラーは今夏に25年を過ごしたバイエルンを退団を決意。J1ヴィッセル神戸や欧州、中東など世界中のクラブが同選手の獲得に注目していたが、数日前からMLS行きの可能性が報じられていた。
そのような中、バンクーバー・ホワイトキャップスがミュラーとの契約を正式に発表した。契約期間は2025シーズン終了までの半年間だが、2026シーズンを特別指定選手としてプレーできる契約延長オプションが含まれている。
バンクーバーはミュラーのコメントをクラブ公式サイトに掲載。以下のように語っている。
「リーグ優勝を助けるためにバンクーバーに行けることを楽しみにしている。こ街のいいことを聞いたが、一番大切なのは勝つためにここに来たということだ。
なお同クラブには、かつて横浜F・マリノスでプレーした日本人GK高丘陽平が所属している。現在29歳の高丘は2023年に加入して以来MLSでトップクラスの活躍を続けており、森保一監督が率いる日本代表入りが待望されている。