J2の愛媛FCは25日、DF島佑成がスウェーデン1部のハンマルビーIFへ完全移籍することが決定したと発表した。

島は2007年5月31日生まれの18歳。

兵庫県出身でヴィッセル神戸のアカデミーで育ったのち、2024年に愛媛FCのU-18へ加入。U-16から継続的に世代別日本代表へ招集されている注目の左サイドバックだ。

2024年12月にはクラブ初の現役高校生でプロ契約。今季、トップチームへ2種登録されたもののここまで試合出場はなく、18歳の誕生日を迎えてまもなくスウェーデン移籍が決まった形となる。

以下はハンマルビーへ加入する島のコメント。

「この度、スウェーデンリーグのハンマルビーIFに移籍する事になりました。トップチームでは試合に出場することができず、ファン・サポーターの皆様に自分のプレーをお見せすることができなかったのでとても悔しいです。

U-18チームでは試合に出場する機会があり、昨年のプレミアリーグ参入戦では勝つことはできませんでしたが、広島まで来てくださったたくさんの方々の応援がとても力になりました。

これまで支えて応援してくださったファン・サポーターの皆様に感謝申し上げます。クラブは変わりますが、これからも応援していただけると嬉しいです。今までありがとうございました」

ハンマルビーも島の獲得を発表しており、契約期間は4年半。今後、スウェーデン3部で首位を走る育成チーム、ハンマルビーTFFへリーグ中断明けからローンされる見込みだという。

島について、スポーツダイレクターのミカエル・イェルムベリ氏は以下のように話している。

「(島)佑成はプレーのセンスがあり、良い教育を受けてきた将来有望な選手です。日本のユース代表でも中心的な役割を果たしてきました。彼が我々のクラブに来てくれたことを本当に嬉しく思っています。まずはストックホルムでの生活とスウェーデンのサッカーに慣れてもらう必要があるので、秋まではHTFFでプレーしてもらう予定です。そうすることで環境への適応を加速させたいと考えています」

島のコメントも紹介されており、「まず何より、伝統ある素晴らしいクラブに加入できたことをとても嬉しく思います。常に全力でプレーし、一日でも早く素晴らしいハンマルビーサポーターの前でプレーできることを願っています」と新天地での抱負を語った。

なお、スウェーデンの首都ストックホルムをホームとするハンマルビーは現在リーグ2位の強豪。AIKソルナとのダービーマッチは世界的に知られるほどの熱狂度を誇る。

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