小川航基、佐野航大、塩貝健人の日本人トリオが所属するオランダ1部NECナイメーヘン。

28歳の日本代表FW小川は、在籍3年目となる今シーズンはここまで3ゴールを記録している。

シーズン当初は20歳の塩貝が1トップで先発起用されるはずだったが、彼は体調不良によって開幕戦を欠場。

小川は代役として先発した開幕戦で2ゴールを叩き出した。その後、控えになることもあったが、28日のAZ戦で再びスタメンに返り咲いた。

『Forza NEC』によれば、ディック・スフリューデル監督は、現時点では小川が1トップのファーストチョイスになると明言したという。

「航基をスタメンにして、それを基本にしたい。航基だけでなく他のストライカーたちにも、その点を明確に伝えたい。

彼は塩貝より少しアドバンテージがある。さらに、航基はプレシーズンの時点で素晴らしかった。

今の彼は移籍や売却の可能性がなくなったことで、より落ち着いたこともプラスだ。

ただ、明確にしておきたいが、彼が今後数週間で自動的に先発起用されるという意味ではない。全員が期待に応えるプレーをしなければならない。

確かに健人は体調を崩した。

通常なら彼を先発させていただろう。そうならず、航基が単純にいいパフォーマンスを見せた。

監督として状況も考慮しなければならない。もし航基が退団し、他のストライカーをほとんど起用していなければ、突然手詰まりの状態に陥る。当然ながらそれを避けたかった」

小川はこの夏に移籍する可能性があったため、移籍市場がクローズになる8月末前後の試合では他のFWも試していた模様。

ただ、小川の残留が確定したため、彼をファーストチョイスにすることを塩貝らにも周知したようだ。

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