今月中旬はFIFAのインターナショナルブレイクとなり、世界各地で代表戦が行われる。
スペイン代表はジョージア、ブルガリアとのW杯欧州予選を戦う。
当初、招集メンバーにはバルセロナのスター選手であるラミン・ヤマルが含まれていたが、その後、彼はメンバーから外れた。
18歳のヤマルは、市場価値2億ユーロ(約374億円)を誇る世界的スターだ。
スペインサッカー連盟によれば、バルセロナのメディカルチームからヤマルが恥骨部に違和感を抱えているとの報告書が提出されたとのこと。
ただ、『AS』によれば、ヤマルは、事前にルイス・デ・ラ・フエンテ代表監督に招集を見送るように要請していたという。
スペインサッカー連盟とバルセロナとの関係性は良好とはいえず、その原因はヤマルのマネージメントにあるそう。9月のブルガリア戦でヤマルが負傷して以降、両者の亀裂は明らかになっているとも。
ヤマルは恥骨に痛みを抱えながら、今月1日のPSG戦にフル出場。翌日に代表監督に連絡すると、不快感があるため、2週間休むのが最善と伝えたそう。
一方、デ・ラ・フエンテ監督の返答は、5日のセビージャ戦でもプレーできるなら代表でもプレーできるというものだった。
ヤマルが監督からの返事をクラブに伝えると、バルセロナのスポーツディレクターであるデコが、スペイン代表のディレクターであるアイトール・カランカに連絡。
デコはヤマルが代表でプレーできる状態ではないと伝えたものの、カランカはデ・ラ・フエンテ監督同様に冷淡な対応だった。
その後、バルセロナは、招集見送りの要請を無視したスペイン代表が招集メンバーにヤマルを含めたことに激怒していたという。
なお、バルセロナはセビージャ戦に向けた遠征メンバーを発表したが、ヤマルは怪我のために外れると発表されている。