日本以上の人口も…ワールドカップに未出場な「世界で最も人口が多い国」TOP5
日本以上の人口も…ワールドカップに未出場な「世界で最も人口が多い国」TOP5

世界で最も人口が多い国のいくつかは、たくさんの素晴らしいスポーツ選手を輩出できるポテンシャルを備えつつも、FIFAワールドカップへの出場権を獲得したことがない。

国民的スポーツがサッカーではない、あるいは政治的な何かがサッカーを阻害しているのかもしれないが、何らかの理由によって成長することができずにいるといえる。

今回は『Planet Football』から「ワールドカップ出場権を獲得したことがない国の中で、最も人口が多い大国」のTOP5をご紹介する。

5位:エチオピア

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所属協会:アフリカサッカー連盟(CAF)

人口:1億2500万~1億3500人

最も人気があるスポーツ:長距離走、サッカー

地球において豊かな歴史を備えている国の一つといえるエチオピア。現代的なホモ・サピエンスが生まれた最古の地であるとされており、古生物学的に御預多くの重要な発見がこの周辺からもたらされている。

世界で10番目に人口が多い国でもあり、そしてサッカーも人気のスポーツであるにもかかわらず、エチオピアがFIFAワールドカップに出場したことは一度もない。

2014年大会の予選ではプレーオフまで進出したものの、あと一歩のところでナイジェリアに苦杯を嘗めた。

2026年大会の予選でもグループステージでエジプト、ブルキナファソ、シエラレオネ、ギニアビサウ、ジブチと戦い、2勝3分5敗の5位で敗退の憂き目にあっている。

4位:バングラデシュ

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所属協会:アジアサッカー連盟(AFC)

人口:1億6900万~1億7200万人

最も人気があるスポーツ:クリケット、サッカー

「世界で最も人口密度が多い国の一つ」とされるバングラデシュ。インドとミャンマーと国境を接している地域で、長くイギリスとパキスタンの支配を受けた後、1971年に独立を果たした。

イギリス領であった時期が長いバングラデシュでは、最も人気のあるスポーツはクリケットである。代表チームもアジアカップで2回の準優勝を果たしており、地域ではトップレベルだ。

2番目に人気があるスポーツはサッカーであるが、こちらはまだワールドカップへの出場経験はない。アジアカップにも1回しか出場したことがないが、南アジアサッカー選手権では2003年に優勝を果たしている。

3位:パキスタン

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所属協会:アジアサッカー連盟(AFC)

人口:2億4300万人

最も人気があるスポーツ:クリケット、サッカー

世界で5番目に人口が多い国とされているパキスタン。インド、アフガニスタン、イラン、中国と国境を接しており、南アジア地域の重要な存在の一つである。

バングラデシュと同じく長くイギリス領であった影響が強いため、最も人気があるスポーツはクリケット。

その代表チームは世界でもトップレベルであり、国内リーグも高い人気を誇る。

一方でサッカーは1948年にFIFAへと加盟して以来ワールドカップへの出場権を獲得したことはない。アジアカップにも出場したことはなく、南アジア選手権でも最高成績はベスト4に留まっている。

2位:インドネシア

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所属協会:アジアサッカー連盟(AFC)

人口:2億6500万~2億7500万人

最も人気があるスポーツ:サッカー、バドミントン

世界で14番目に大きな面積を持ち、世界で4番目に多くの人が住むインドネシア。その半分以上が居住するというジャワ島は、「世界で最も人口が多い島」であると伝えられている。

オランダ領であった1938年、「オランダ領東インド代表」としてアジア初のワールドカップ出場を果たしたが、1949年の独立以降は本大会へと駒を進めることができていない。

2026年大会に向けた予選ではオランダで育った選手を多数招集して強化を図ったものの、4次ラウンドでサウジアラビアとイラクに敗れて敗退。指揮を執った元オランダ代表の名選手パトリック・クライファートも退任したことが発表されている。

1位:インド

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所属協会:アジアサッカー連盟(AFC)

人口:14億人

最も人気があるスポーツ:クリケット、サッカー

2023年以来、中国を抜いて「世界で最も人口が多い国」となっているインド。その数はおよそ14億人を超えているとされている。

パキスタンやバングラデシュなど近隣諸国と同じくイギリスの影響が強いため、最も人気があるスポーツはクリケット。代表チームは世界で最も成功したチームの一つで、数多くのスター選手を輩出してきた。

サッカーも同国で2番目の人気を誇る競技であり、地域によってはクリケットを上回るとも。

さらに代表も「ブルータイガース」と呼ばれて注目されているものの、ワールドカップに出場したことはない。

1950年大会ではインド、ビルマ、インドネシア、フィリピンの4チームが予選に参加したが、インド以外の3チームが棄権したため出場権を獲得。ただ、後にインドも棄権しており、結局出場はしていない。その理由は「渡航費の問題」だと発表されている。一部の報道では「裸足でプレーすることが禁止されたため」だと伝えられたが、関係者はそれを否定している。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

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