2025年7月31日、J1サンフレッチェ広島に移籍することが発表された韓国代表DFキム・ジュソン。8月10日のJ1第25節清水エスパルス戦から早速ベンチ入りを続け、強豪広島の守備陣をより一層強化することを期待されている。
しかしながら、出身国韓国では彼の所属元の悲惨な現状が話題となっている。
キム・ジュソンの移籍後、FCソウルは直近3試合で驚異の15失点。彼のFCソウル在籍最終戦となった大田ハナシチズン戦がクリーンシートに終わっていることを加味すると、抜けた穴はあまりに大きすぎると言えるだろう。
韓国メディア『풋볼리스트』は、6-2で敗北した金泉尚武FCの敗因を分析、キム・ジュソンの空白を指摘している。
同メディアによるとFCソウルは今夏、攻撃重視の補強を行っており、キム・ジュソンの代替となる選手を十分に獲得できたとは言えない状況。彼の代わりとして獲得したDFチョン・テワクはU-23韓国代表としての出場歴もある有力選手ではあるものの、直近のシーズンではあまり出場機会に恵まれておらず、試合勘の面で不安が大きい選手だった。
韓国からJリーグに移籍し活躍した選手は、日韓サッカーの歴史を紐解いても枚挙に暇がない。とはいえ、その陰には選手の穴埋めに苦労する韓国クラブの存在があったようだ。