昨季まで日本代表MF鎌田大地が所属していたイタリアの名門ラツィオ。
クラブは鷲をシンボルとしているが、今年1月に鷹匠だった56歳のフアン・ベルナベ氏を解雇した。
ベルナベ氏は陰部にインプラントを埋め込む手術を受けた後、自分の性器を映した写真や動画をSNSに投稿していたことが問題視され、クラブのメディカルスタッフだった執刀医とともに解雇された。
また、彼はファシストだった故ベニート・ムッソリーニを敬愛しており、2021年には「ナチス敬礼」で停職処分を受けたことがあるいわくつきの人物。
そうしたなか、ラツィオは28日に裁判所の命令に基づき、練習場内の宿泊施設を無断で占拠していたベルナベ氏に対して立ち退き命令を執行したと発表した。
「クラブは、物件からの自主的な立ち退きを何度も要請した後、資産とスポーツ環境の運営を守るため、関係当局に働きかけていた」そう。
現地メディアによれば、執行官らは宿泊施設の鍵を交換したそうで、これでラツィオはベルナベ氏と完全に絶縁になったとのこと。