昨季J3で最下位となり、Jリーグ退会、およびJFL参入を余儀なくされたいわてグルージャ盛岡。
2014年のJ3創設時、岩手は東北リーグ1部から“飛び級”でJリーグ入会が承認されたため、JFLを戦うのは今季が初めてとなる。
2024年8月に就任した星川敬監督が引き続きチームを率いているが、22節終了時点での順位は10位。2位レイラック滋賀FCとの勝点差は17ポイントと開いており、目標としていた「1年でのJリーグ復帰」は難しい状況だ。
そうしたなか、クラブは25日に『いわてグルージャ盛岡を応援してくださる皆さまへ』と題したリリースを発信。以下のように綴った。
「日頃よりいわてグルージャ盛岡へのご支援、ご声援をありがとうございます。
今シーズンも残り8試合となり、現時点の順位は10位。
1月の新体制発表では素晴らしい選手たちが揃い期待感、ワクワク感で今シーズンが楽しみでしたが、誰もが納得のいかない順位です。
結果が出ていない以上何を言われても受け止めて参りますが、我々は可能性が低くなっても昇格を目指すことに一切のブレもありません。
まだまだクラブとして未熟で足りない部分が多いとは思いますが、皆さんと「グルージャファミリー」として共に乗り越え成長していきたいと思っております。
シーズンが終わるまで諦めません。選手、スタッフも誰1人諦めていません。
ホームでもアウェイでも「グルージャファミリー」がたくさん来ていただき、勝利を願い共に戦ってくれていて本当に心強いです。
引き続き更なる力強い声援を頂きながら、残りシーズンを共に戦って頂きたいと思います。よろしくお願い致します。
いわてグルージャ盛岡
GM 水野 晃樹」
GMとしてチームの強化を担っているのは、元日本代表の水野晃樹氏。昨季限りで現役を退いた40歳は、引退した岩手でそのまま同職に就いたが、なかなかクラブを良い方向へ導くことはできていない。
現在も5試合連続未勝利(2分3敗)。ただし水野氏が語る通り、昇格できるかできないかにかかわらず、今季の残り試合で何を見せられるかがクラブの今後を左右することは間違いないだろう。
いわてグルージャ盛岡は、強い気持ちを胸に今週末、27日(土)に4位の沖縄SVとアウェイで対戦する。