日本企業DMMが保有するベルギー1部リーグのシント=トロイデン(STVV)には、GK小久保玲央ブライアン、DF谷口彰悟、DF畑大雅、MF山本理仁、MF伊藤涼太郎、MF松澤海斗、FW後藤啓介の日本人7選手が所属している。

そのSTVVは、2日にGK野澤大志ブランドンとDF綱島悠斗が所属するアントワープと対戦し、1-0の勝利を収めた。

前半16分に決勝ゴールを決めたのは伊藤。

ペナルティエリア際から放ったシュートは相手の足に当たってコースが変わるとポストに当たってゴールイン。GK野澤としては、なんとも不運な形での失点になった。

28歳の伊藤は、日本代表経験もある技巧派MFだ。

今シーズンは開幕3試合連続ゴールと好調だったが、10月に入ってから負傷により2試合を欠場。前節で復帰すると、日本人対決にもなった一戦で今シーズン4点目の得点を記録した。

『Sporza』は「伊藤が再びSTVVの司令塔に。決勝ゴールを決めただけでなく、相手にとって最も脅威となるプレーを何度も生み出した。チームメイトがもっと効率的だったら、伊藤はアシストもいくつか記録していたはずだ」とその活躍ぶりを称賛していた。

これでSTVVは4位に浮上した一方、アントワープは16チーム中15位と低迷。

かつてアントワープでプレーしたSTVVのFWアルブノール・ムジャは「4位という結果は、これまでの僕らの努力を考えれば驚きではない。オープンで攻撃的なサッカーを展開し、お互いをより高いレベルに押し上げようとしている。

この調子を維持したいね。アントワープのこと?選手やスタッフと話した。古巣の状況にはがっかりしている。彼らが一日も早く困難な状況から抜け出せることを願う」と試合後に語っていた。

編集部おすすめ