
J1の湘南ベルマーレは7日、神奈川県秦野市と連携し、秦野市内に新たなスポーツ施設として「はだのスポーツビレッジ<SB-CAMPUS>」を開設することになったと発表した。
湘南ベルマーレU-18(高校生年代)を中心としたアカデミーの練習拠点となる天然芝のサッカーグラウンド1面、パークゴルフ、クラブハウス、トライアルロードを兼ね備えた施設として、湘南ベルマーレの多岐に渡る活動を実現する場所になるという(画像:湘南ベルマーレ)。
今回発表された「はだのスポーツビレッジ<SB-CAMPUS>」は、2025年5月から『地域の皆さんとともにスポーツを学んで豊かな湘南を』というコンセプトでスタートした「CAMPUS(キャンパス)」事業をリアルに展開する拠点でもある。
『人生と地域を豊かにする、スポーツ文化が根ざしている世の中の創造』を目的とした湘南ベルマーレの新規学習事業「CAMPUS」。これまで、湘南地域の人々と共に歩んできたクラブの歴史には、1999年の存続危機にはじまり、様々な紆余曲折があった。同時に多くの新しいチャレンジもあり、既成概念にとらわれない新風をスポーツ界に吹かせてきた。
クラブとして経験した様々なことを、成功や失敗に関わらず多くの人と共有し、これまでになかった新しい学びの機会をつくり、地域のスポーツ文化の振興に役立てていくためのプロジェクト。それが「CAMPUS」だ。

湘南ベルマーレでは2001年より総合型スポーツクラブとしてサッカーを中心に様々なスポーツの振興を進めており、今回の施設もNPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブがこれまでの経験を活かし運営を推進していくとのこと。
すでに2025年6月に着工し、2026年7月の完成を目指している「はだのスポーツビレッジ<SB-CAMPUS>」は、湘南ベルマーレが費用負担、整備を行い、秦野市に「負担付き寄付」を行う。なお、クラブの費用負担の一部には、湘南ベルマーレU-18出身の日本代表MF遠藤航の移籍に伴う連帯貢献金の一部も活用される。
施設は上述の通り、Jリーグクラブにおいても稀有な天然芝グラウンドのアカデミー練習拠点施設として機能するほか、相模川河川敷に位置する「馬入ふれあい公園」のトップチーム練習グラウンドが災害等で使えない際の代替施設にもなるという。