今季リーグ戦既に4試合8得点3アシストを記録し、絶好調のイングランド代表FWハリー・ケイン。

昨年、一昨年も26得点、36得点と凄まじい成績を残し、バイエルンのエースとして自身のキャリア初となるクラブタイトルを獲得するなど、ドイツでは充実の日々を過ごしている。

しかしながら、ケインの加入当初は1億ユーロ(約173億円)という巨額の移籍金も相まって、地元メディアでは懐疑論も多く噴出していた。

ドイツの有力紙『ビルト』のアルフレッド・ドラクスラー記者は、これらの懐疑論について「私は2023年にトッテナムからバイエルン・ミュンヘンへの1億ユーロの移籍をかなり批判的に見ていた者の一人だ。当時30歳でタイトル獲得経験のない選手に、この金額は高すぎると思った。もっと安い選択肢はある。例えば、ニクラス・フュルクルク(現ウェストハム所属)は前シーズン、ヴェルダー・ブレーメンで16ゴールを決めていた」と当時の自身の立場を明らかにした。

その上で現在のケインについて「彼は一度も怪我をしていない。それは単なる幸運ではない。厳しい規律とハードなトレーニングの賜物だ。ハリー・ケインが、朝からラウンジチェアを予約しなければならないようなホテルで休暇を過ごしているとは思えない。もし彼に会うことがあったら、早起きして彼のラウンジチェアにタオルを敷いてあげる。他のイギリス人には絶対にそんなことしないけどね」と絶賛の声を贈った。

ケインのドイツでの契約は2027年までだと見られている。

実力で勝ち取った地元の評価を、さらに高める活躍を残すことができるだろうか。

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