ソン・フンミンがトッテナム・ホットスパーを退団したことにより、20年ぶりに「韓国人選手がプレミアリーグからいなくなる」とメディアが心配しているようだ。
2005年にパク・チソンがマンチェスター・ユナイテッドに加入したのを皮切りに、これまでイ・ヨンピョやソル・ギヒョン、イ・チョンヨン、キ・ソンヨンなどがプレミアリーグを戦った。
そして過去10年間はソン・フンミンがトッテナム・ホットスパーで中心的な存在となってきたが、今夏チームを離れることを宣言し、アメリカ・メジャーリーグサッカーのロサンゼルスFCに移籍することが決まった。
また、同じトッテナムに所属しているヤン・ミンヒョクはローン移籍で修行に出る可能性が高く、ニューカッスルのパク・スンスはリザーブチーム登録になっている。
さらにブレントフォードが保有するキム・ジスはドイツ2部のカイザースラウテルンへとローン移籍しており、残っているのはウォルヴァーハンプトンのファン・ヒチャンのみ。
しかし『スポーツ朝鮮』によれば、現在ファン・ヒチャンはプレシーズンマッチでもあまり起用されておらず、立場としてはバックアップに過ぎない状況だという。
途中出場のタイミングについてもユース上がりの若手と同じような使われ方になっており、ヴィトール・ペレイラ監督の信頼を得られていないとのこと。
もしこの状況を受けてファン・ヒチャンが退団することになれば、20年ぶりの「韓国人不在のプレミアリーグ」になってしまうとか。
記事は「1990年代後半から2000年代初頭に生まれた選手が育っておらず、イ・ガンインを除いて欧州ビッグリーグでプレーできていない」と指摘。もしこのままファン・ヒチャンらの世代が代表引退の時期を迎えたら、韓国代表チームの戦力が大きく下落する可能性があると心配しているようだ。