昨季のスペイン2部優勝チーム、レバンテの新シーズンの見通しが不透明な状況になっている。
スペインメディア『Marca』は現地時間13日、16日に行われるラ・リーガ(同国1部)開幕戦のアラベス戦まで72時間を切る中、レバンテはわずか6人の選手しか登録できていないと伝えた。
現在、選手登録がされている選手はDFホルヘ・カベージョ、アドリアン・デ・ラ・フエンテ、MFパブロ・マルティネス、カルロス・アルバレス、セルヒオ・ロサーノ、FWイバン・ロメロのみとなっている。GKは一人もいない。
もちろん、フィールドプレーヤー6人で試合を開催することは規定上不可能だ。
クラブの関係者は同メディアの取材に対し、現在の状況を説明した。
「リーグとの間で書類の更新手続きを行っている最中だ。何の問題もなく、今週中には全選手が登録され、土曜日の試合に出場可能となる」
レバンテは1909年創設の伝統あるクラブで、同じバレンシア洲のライバルクラブであるバレンシアCFよりもその歴史は古い。
過去にはオランダの英雄ヨハン・クライフや、レアル・マドリーなどで活躍したコスタリカの名手ケイロル・ナバスら世界的なスター選手もプレー。
昨季はスペイン2部で優勝して4シーズンぶりにラ・リーガの舞台に復帰した。
また、昨季同国2部で2位となって昇格したエルチェも、現時点でGKを一人も登録できていない状況にあるという。
このままでは昇格組2チームが新シーズンのリーグ戦に参加できない事態となるが、無事に選手登録を済ますことができるのか。