
選手の市場価値は『Transfermarkt』で常に更新されており、それぞれの額がいつも大きな話題になっている。
そして一方『Forbes』では毎年サッカークラブ全体の価値をランキングにして公開している。
5位:マンチェスター・シティ
クラブの価値:51億5100万ドル(およそ8016.18億円)
イングランド・プレミアリーグを4連覇したマンチェスター・シティ。UAEの資本が入ってから世界屈指の資金力を備え、さらにジョゼップ・グアルディオラ監督が就任してからピッチ上でも最先端を走るクラブになった。
2022-23シーズンにはプレミアリーグ、FAカップ、さらにチャンピオンズリーグまで制覇して国内外3冠を達成。そのシーズンの収益は8億6900万ドルとなり、世界で2位の額であった。
4位:リヴァプール

クラブの価値:53億5370万ドル(およそ8440.57億円)
2015年にユルゲン・クロップ監督が就任したあと、「ゲーゲンプレッシング」というスタイルを生かすために選手が集められていったリヴァプール。その政権下においてプレミアリーグとチャンピオンズリーグを制覇するなど、イングランドのみならず世界でもトップのクラブになった。
過去12ヶ月間でリヴァプールの価値は2%増加し、総額で53億7000ドルに達した。ボストン・レッドソックスのオーナーであるジョン・ヘンリー氏が買収した2010年にはまだ3億4300ドルだったことを考えれば、飛躍的な成長を遂げた14年であったといえる。
3位:バルセロナ

クラブの価値:56億5600万ドル(およそ8802.08億円)
バルセロナが深刻な経営問題を抱えていることはよく知られている。大きな負債はクラブの運営に致命的な影響を与えているとはいえ、それでも世界で最も価値あるチームの一つであり、そのブランド力は圧倒的だ。
過去12ヶ月の収益は8億4000万ドルに達しており、クラブの価値は世界で3位になっている。ただ、その価値に対する負債の割合はインテルの44%、トッテナムの33%に次いで3番目に大きい31%となっている。
2位:マンチェスター・ユナイテッド

クラブの価値:65億6550万ドル(およそ1兆295.29億円)
アレックス・ファーガソン元監督が勇退して以来、長い間低迷を続けているマンチェスター・ユナイテッド。しかしそれはピッチ内のことであり、財政面では世界の頂点に近い状況が続いている。
過去12ヶ月間でも価値を9%も伸ばしており、さらにINEOSの創業者ジム・ラトクリフが新しいオーナーになったことで投資が行なわれている。
1位:レアル・マドリー

クラブの価値:66億6600万ドル(およそ1兆373.88億円)
レアル・マドリーは評価額66億ドルとなり、3年連続でこのランキングのトップに立った。ピッチの内外で成功を収め続けており、今季もチャンピオンズリーグを制覇することに成功した。
本拠地サンティアゴ・ベルナベウに多額の投資をしたことから多くの補強はしていないが、ピンポイントな大物獲得でピッチでの成功を維持。長期的な戦略も備えながらクラブを成長させている。
なお、このランキングのトップ20は以下の通りとなっている。
6位にはバイエルン・ミュンヘン、そして7位にはパリ・サンジェルマンとドイツとフランスからランクイン。その下にはトッテナム、チェルシー、アーセナルのプレミアリーグ勢がつけている。
下の方ではアメリカ・メジャーリーグサッカーのクラブが入ってきており、ロサンゼルスFCやインテル・マイアミ、LAギャラクシー、アトランタ・ユナイテッドが食い込んでいるのが印象的だ。