若くしてヨーロッパで活躍を見せている日本代表MF佐野航大。そのキッカケは、なんと「内田篤人氏のミーティング」だったという。

『DAZN』で毎週木曜日に最新作がアップされている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。21日に公開された番組では、NECでプレーしている佐野航大が出演した。

ファジアーノ岡山から若くしてオランダに渡ることを選択した佐野が、海外でプレーするためにスタイルを変えたキッカケが「内田篤人氏のミーティング」だったのだという。

内田「選手としてはウイングバックとかやってたんだよね。本来は内側でもできるのになと思っていた。上手い選手だなとは感じていたけど、U-20代表の海外遠征に行ったときに、急に体をぶつけ始めるプレーをし始めて『戦えるんだ!』と思ったんだよね」

佐野「代表でスペイン遠征をしたとき、試合の前日に篤人さんがミーティングをしてくれたんですよ。『海外で成功するためには』というテーマで」

内田「監督から言われて、これから海外へと飛び立つであろう現役に対して『海外でどんな事を考えてプレーしたのか』『日本との違いはなにか』という講義をしたんだよね。そのなかで、多分『ぶつかれ』と」

佐野「というよりは、海外で成功するためにはスカウトに見られるときにどれだけ魅せられるかだと。あれで火がつきましたね」

内田「それ、言ってる?」

佐野「どこにも言ってないです。秘めておこうかなと思って」

内田「言えよ!NHKで言えよ!(笑)実際に試合の周りにいるスカウトに『誰がいい?』って聞いたの。そうしたら『佐野』って言ってたよ。マンチェスター・ユナイテッドとかすごいクラブがいた」

佐野「試合前にも篤人さんに言われたんですよね。

スカウトがたくさん来てるぞって。火がつきました」

U-20日本代表でロールモデルコーチを務めていた内田篤人による講義によって、スカウトが見に来ている試合でのアピール意識を高めたという佐野航大。

そのおかげで、うまいプレーだけではなく戦うことも意識できるようになり、ヨーロッパで活躍するための地盤を固める事ができたようだ。

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