先月アメリカで開催されたFIFAクラブワールドカップで優勝を成し遂げ、世界王者となったチェルシー。この大会で受け取った賞金は総額約8400万ポンド(約166億8000万円)とも言われている。
だが、今度は高価な設備がなくなる事案が発生したという。
イギリスメディア『The Sun』は今月7日、チェルシーが練習をするために使っているコーバムトレーニングセンターでカメラ機材が紛失し、警察に通報する事態となったと報じた。
同日にコーバムトレーニングセンターでトレーニングを行ったチェルシーだが、そこで約3万ポンド(約590万円)相当のカメラ機材がなくなっていることが発覚。その後、同練習場に警察が駆けつけたが、現在も発見されていない。
クラブスタッフは「今のところ、当該機器が単に誤った場所に保管されているだけなのかもしれない。従業員が休暇から復帰したときに再び出てくる可能性も排除できない」としながらも、「実際に犯罪が発生したとしても驚くべきことではない」と話したそうだ。
ロンドン南西に位置するサリー州にあるコーバムトレーニングセンターは、近くに高級住宅街があり、頻繁に窃盗の標的となっているという。
2022年には、当時チェルシーに所属していたラヒーム・スターリングの自宅に泥棒が侵入し、30万ポンド(約5900万円)相当の高級腕時計が盗まれる事件が発生した。
つい最近もタミー・エイブラハムの自宅に泥棒が侵入し、貴重品を盗まれる事件に巻き込まれた。
チェルシーのような世界的トップクラブは、選手の身体的、技術的、精神的なパフォーマンスをバックアップするために、トレーニングや試合のビデオ映像を多用する。
まだ休暇から復帰していない関係者が多く、「管理ミス」の可能性も排除できないが、もし本当に盗まれてしまっていれば、早急に機材を買い替えなければならない。
クラブW杯王者にとって、特別大きな買い物にはならないかもしれないが、もったいない出費になるかもしれない。