カリアリ(セリエA)のコロンビア代表DFジェリー・ミナがバルセロナ退団時の思いを明かした。
21日に『ガゼッタ・デロ・スポルト』がミナのキャリアを伝えた。
両親が離婚しているというミナは、「子どものころ、家の壁に『プロサッカー選手になって家族を支えたい』と書いていた」とプロを目指していた。
しかし少年期はバス代がなく、練習場まで徒歩で1時間かけて通ったこともあるという。
「何度もトライアウトを受けたけど、みんなに拒否された。痩せているし、下手だと。でも諦めずに頑張った。ある日、エージェントをやってくれていた叔父が『デポルティーボ・パストに行け』と言ってくれたんだ。ありがたいことに、本当に行けた。そこで家族を助けたいという気持ちが強くなったんだ」
身長195センチの恵まれた体格を生かし、センターバックとして頭角を現すと、2018年にパルメイラスからバルセロナへ移籍。
レアル・マドリーからのオファーを断っての入団だったが、公式戦6試合の出場に留まった。
「ファンは愛してくれていたけれど、バルセロナを去りたかった。でも、プレーはしたかった。マンチェスター・ユナイテッドにいたモウリーニョから電話があって、『調子が良ければプレーできる』と言われた。
ミナは2018年にエヴァ―トンへ移籍し、その後はフィオレンティーナで活躍。2024年より加入したカリアリでは公式戦46試合に出場している。
カリアリのバックラインを支えているミナは「良いシーズンになるだろう。オファーを断りながら残留したが、信頼を感じ、人々は私を愛してくれている」と同クラブでの活躍を誓った。