韓国1部光州FCは29日、クラブ公式Instagramにおいて、韓国サッカー連盟の定める財政健全化規定を遵守出来なかったとして、謝罪文を公開した。
謝罪文によると、光州は2024年度に23億ウォン(約2400万円)の当期純損失を計上している。
この原因について光州側は、ACLE出場に伴う人件費の増加によるものだと説明。ACLE出場などにより、光州は昨年比64億ウォン(6億7600万円)の収入増を記録していたものの、損失を補うには十分ではなかったという。
光州は昨年にも財政健全化に関する問題で、韓国サッカー連盟から追加登録期間(6月20日~7月31日)の選手獲得禁止処分を課されている。
連盟は27日に同問題に関する会議を実施しており、今後光州が本格的な制裁を受ける可能性があるという。
光州FCは先日、アルバニア代表FWヤシル・アサニの移籍に関する連帯貢献金の未納問題で謝罪文を公開したばかり。謝罪文の公開は1週間ぶり2回目となる。
先週の謝罪文では、光州は補強禁止処分中に選手を獲得し、その選手をリーグ戦やアジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で出場させていたことを認めた。
この「違法選手出場問題」ではJ1王者ヴィッセル神戸なども大きな損害を被っており、光州に対しては国内外からのクラブから批判が相次いでいた。
「違法選手出場問題」については、先日韓国サッカー連盟が補強禁止処分を解除する旨を発表したものの、韓国メディア『スポーツ造船』など複数メディアは、7月にFIFAから正式な制裁が光州に下されると報じている。
「躍進」の陰に潜んでいた深い闇の数々。これが最後となるだろうか。