Jリーグ屈指の名門、ホームが「メルカリスタジアム」に!メルカリが命名権を取得…年間1.5億円の3年契約
Jリーグ屈指の名門、ホームが「メルカリスタジアム」に!メルカリが命名権を取得…年間1.5億円の3年契約

株式会社メルカリは19日、茨城県、鹿島アントラーズと茨城県立カシマサッカースタジアムネーミングライツ契約書に合意し、2025年7月1日以降の同スタジアムの新愛称を「メルカリスタジアム」(略称:「メルスタ」)に決定したことを発表した。

茨城県立カシマサッカースタジアムは、Jリーグが開幕した1993年、日本初の本格的なサッカー専用スタジアムとして建設。

以来、鹿島アントラーズのホームスタジアムとして数々の名勝負の舞台となってきたほか、2006年以降はクラブがスタジアムの指定管理者となり、フィットネスやスポーツクリニック、イベント開催など、地域社会に資するさまざまな事業を展開してきた。

今回、茨城県と鹿島アントラーズによる募集を経て、スタジアムのネーミングライツ(命名権)をメルカリが取得。

「メルカリスタジアム」という新愛称には、企業名・サービス名の両方として親しまれている「メルカリ」の名前をシンプルに活用することで、覚えやすく、呼びやすい愛称にするとともに、メルカリが鹿島アントラーズおよび地域社会に対して一層深くコミットしていくという強い決意が込められている。

ロゴは、スタジアムの象徴とも言える曲線的な形状をデザインの中心に据えることで、アントラーズの築いてきた歴史、クラブ、サポーターへのリスペクトを示すとともに、屋根の曲線部分を「循環の環」に見立てることで、メルカリがより良い循環を創出し、チームの勝利へはもちろん、クラブやサポーター、地域へも貢献していく未来をイメージしたとのことだ。

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契約期間は3年間(2025年7月1日~2028年6月30日)。ネーミングライツ契約金は年間1.5億円になる。以下は関係者のコメント。

茨城県知事 大井川和彦氏

「メルカリ、鹿島アントラーズとスタジアムのネーミングライツ契約合意に至ったことを大変喜ばしく思います。

県としては、ネーミングライツ収入をスタジアムの維持管理費用に充てることにより、県民・サポーターが安心して利用・応援できるような環境整備に活用していくほか、ネーミングライツの広告効果や、メルカリグループのスタジアム運営や地域社会へのコミットにより、本県にさらなる経済効果をもたらすことを期待しています」

株式会社メルカリ 執行役 SVP of Japan Region 山本真人氏

「このたび、茨城県および鹿島アントラーズとスタジアムのネーミングライツの契約に合意できたことを大変光栄に思っております。Jリーグ開幕時から数々の歴史を創り上げてきたこのスタジアムに受け継がれる熱量や伝統に大きなリスペクトを抱いています。

こうした伝統を受け継ぎながら、『あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる』というミッションを掲げるメルカリならではのエッセンスを加えることで、鹿島アントラーズはもちろん、地域社会に今まで以上に貢献できるよう、まい進してまいります」

株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー 代表取締役社長 小泉文明氏

「鹿島アントラーズがJリーグの舞台に立てたのは、カシマサッカースタジアムの建設という、まさに奇跡的な出来事があったからです。このスタジアムとともに、アントラーズは20個のタイトルを獲得し、その歴史に足跡を刻んできました。

今後もクラブの伝統を守りつつも、さらなる変革が必要であると考えています。

テクノロジーを活かした観戦環境における安心・安全性と利便性の追求を目指し、クラブに関わる全てのステークホルダーの方々や、今回ネーミングライツを取得するメルカリ社とも協力しながら、このスタジアムが地域にとって誇りであり続け、持続的に発展していくことに貢献していきたいと思っております」

カシマサッカースタジアムのネーミングライツ契約は今回が初めて。

メルカリは2019年に鹿島アントラーズの経営権を取得して以降、IT企業ならではのテクノロジーと事業運営のノウハウを活用。鹿島アントラーズおよび鹿行地域と三位一体となって地域経済の活性化に取り組んでおり、今回の契約締結を機に、鹿島アントラーズおよび地域社会に対するコミットメントを一層深めていくという。

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