2025年も残りわずか。
世界的選手査定サイト『Transfermarkt』による市場価値がこの1年間で最も下がった日本人はこうなった。
5位 古橋亨梧
30歳FW、イングランド2部バーミンガム所属
現市場価値:600万ユーロ(約11.0億円)
2025年1月1日市場価値:1400万ユーロ(約25.8億円)
下落額:800万ユーロ(約14.7億円)
2021年から2025年1月まで所属したスコットランドの強豪セルティックでは、165試合で85ゴールを叩き出し、レジェンド級の助っ人FWとして大活躍を見せた。ただ、その後は苦しんでいる。
フランス1部レンヌでは6試合0ゴールに終わると、今シーズンから所属するバーミンガムでもリーグ戦での得点がなく控えに転落。日本代表でも2022年大会で落選を味わうなど厳しい状況にある。一撃必殺の得点力は間違いないだけに、何かが嚙み合えば、ゴールを量産できそうだが…。
4位 久保建英
24歳MF、スペイン1部レアル・ソシエダ所属
現市場価値:3000万ユーロ(約55.2億円)
2025年1月1日市場価値:4000万ユーロ(約73.6億円)
下落額:1000万ユーロ(約18.4億円)
日本の天才として期待されてきたレフティも20代中盤になった。所属するソシエダは昨シーズン11位に低迷すると、今シーズンも前半戦16位と低迷。久保もチーム同様に調子を落としている。
2023年末には6000万ユーロ(約110億円)に設定された市場価値も半減したが、今後の活躍次第でV字回復は十二分に期待できるはずだ。
3位 伊藤洋輝
26歳DF、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘン所属
現市場価値:1800万ユーロ(約33.1億円)
2025年1月1日市場価値:3000万ユーロ(約55.2億円)
下落額:1200万ユーロ(約22.1億円)
188cmの長身で、日本人離れしたスケール感を持つレフティDF。センターバックと左サイドバックでプレー可能で、強烈な左足も武器。
2024年夏に2350万ユーロ(約43.3億円)ほどの移籍金で強豪バイエルンに引き抜かれるも、3度の中足骨骨折で長期離脱を強いられることに。今年11月に復帰を果たしており、ふたたび活躍を見せれば、市場価値も再浮上するはず。
2位 三笘薫
28歳FW、英プレミアリーグ・ブライトン所属
現市場価値:3000万ユーロ(約55.2億円)
2025年1月1日市場価値:4500万ユーロ(約82.8億円)
下落額:1500万ユーロ(約27.6億円)
筑波大学を経て、世界最高峰の舞台で活躍するようになったウィンガー。昨シーズンはプレミアリーグで10ゴールと活躍し、同リーグの日本人得点記録も塗り替えた。
今夏はビッグクラブへの移籍が噂されたものの、ブライトンに残留。
1位 冨安健洋
27歳DF、オランダ1部アヤックス所属
現市場価値:1200万ユーロ(約22億円)
2025年1月1日市場価値:3200万ユーロ(約58.7億円)
下落額:2000万ユーロ(約36.7億円)
近年の日本サッカー史上最高レベルのポテンシャルを持つ選手だが、近年は怪我に苦しんでいる。伊藤同様に188cmの長身で、センターバックと両サイドバックをこなせるユーティリティ性を持つ。
19歳で代表デビューを果たすと、世界的強豪アーセナルでも活躍。ただ、ひざの故障により、昨年10月以降から長期離脱が続いている。
今夏にアーセナルとの契約を解除すると、無所属期間を経て、12月にオランダの名門アヤックスと契約。ワールドカップまでの復調に期待したい。
筆者:井上大輔(編集部)

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