かつてサントスやローマなどでプレーしたブラジル人GKジュリオ・セルジオ。
46歳になった元守護神の息子エンツォさんが脳腫瘍のために15歳という若さで亡くなった。
父ジュリオ・セルジオは、治療で髪を失った息子のために自ら髪を剃るなど献身的にサポート。
「あなたの父親でいられて本当に幸せ。あなたの強さ、共感力、勇気、そして愛を誇り思う。あなたの自己犠牲と優しさは、誰もが見習うべき模範」とのメッセージをSNSに綴っていた。
『Esporte Record』によれば、エンツォさんは亡くなる前の最期のインタビューで思いを語っていたそう。
父の古巣サントスの英雄であるネイマールと対面する機会を得たことを振り返りつつ、こう話していたという。
「最高でした、体が震えました。彼は本当にいい人です。言葉が出ませんでした。ネイマール選手が一緒に写真を撮ってくれたんです。彼は本当に愛されているんですよ。
世界はとても広いということを、みなさんに理解してもらいたいです。
僕は治療を受けただけでなく、様々な代替医療も受けました。セラピーもたくさん受けました。感情面はとても大事なことです。
多くの助けがあったからこそ、そして、多くのことを理解したからこそ、この状況を乗り越えることができたと思っています。
僕がこのインタビューを受けたのは、誰かを助け、励ますためです。人生は一瞬一瞬を楽しむべきです。人生は唯一無二、人生は一度きりです」
インタビューに応じた理由を説明した際には、その場にいた全員を感動させたそう。