かつて柳沢敦や吉田麻也もプレーしたイタリアのサンプドリア。

セリエA優勝経験もある名門だが、今季のセリエBで18位となり、史上初の3部降格が決まったはずだった。

だが、15位だったブレシアが管理上の不正によって、勝点4ポイントが剥奪されたために状況が変わった。

ブレシアの降格が決まった一方、17位に繰り上がったサンプは16位サレルニターナとの残留プレーオフを戦うことになったのだ。

サンプは15日にホームで行われたプレーオフ1stレグに2-0で勝利。試合後にサレルニターナが集団食中毒に見舞われたため、20日に予定されていた2ndレグは22日に延期された。

このほど、サレルニターナホームの2ndレグが行われたが、サンプに2点を奪われるとサレルニターナサポーターが大荒れ。

発煙筒、爆竹、椅子などあらゆるものがピッチに投げ込まれるなど騒然となった試合は一時中断。30分後に一旦再開されたものの、すぐに続行不可能となり、試合の打ち切りが決定した。

この結果、サンプがセリエB残留を決めている(2ndレグはサレルニターナが0-3で負けたと判定)。

現地紙は「セリエBのプレーオフは、最悪の形で幕を閉じた。サレルニターナは最悪の形でセリエCに降格し、一方、サンプはセンセーショナルな残留を果たした」と伝えている。

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