J2のジュビロ磐田は29日、所属のアカデミーコーチがクラブ内において不正行為を行っていたことが判明したと発表した。
当該コーチはクラブ内に保管されていた備品等を不正に持ち出し、外部へ売却していた事実が確認されたことから、9月25日付で契約を解除したという。
被害額は総額約280万円相当にのぼることが判明しており、全額の弁済を受ける予定。すでにJリーグには報告を行っているとのことだ。
クラブは、今回の件を重大に受け止め、「クラブ運営においては、コンプライアンス遵守および適正な業務運営を最も重要と考えております。今回、このような事態が発生しましたことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます」と謝罪したうえで、再発防止に向け、以下の取組みを進めていくことを明らかにしている。
・クラブおよび個人所有物の管理徹底
・定期的な監査・チェック体制の強化
・コンプライアンス教育の徹底
・当該業務については、クラブの責任の下で適切に継続できる体制を整備
なお、Jリーグの名門クラブの一つであり、J2で現在8位とJ1昇格に黄色信号が灯っているジュビロ磐田は、同日にジョン・ハッチンソン監督との契約を解除したことを発表。
本日29日のトレーニングより久藤清一コーチが暫定的にチームの指揮を執っているという。

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