[第104回全国高校サッカー選手権大会1回戦、尚志高(福島県代表)1-1(PK 8-9) 神村学園高(鹿児島県代表)、10日、東京・MUFGスタジアム(国立競技場)]
神村学園高はPK戦の末に尚志高を破り、同校史上初の決勝進出を果たした。
この日、インサイドハーフで攻撃の起点となり続けたMF福島和毅(3年、神村学園中、J1アビスパ福岡内定)だが、試合後は自身のパフォーマンスに対して反省を口にした。
神村の背番号14は「違いを見せていかないと」
激闘の末に勝利した神村学園高だが、福島は試合後、低調なパフォーマンスに終わった自身のプレーを気にしていた。
「シュートまで行けなくて、チャンスも少なかったし、個人としてもミスやボールロストが多くて全然ダメでした。リスクを恐れて、縦パスや攻撃的なプレーが少なかったのは、良くなかった。あまり警戒されているとは感じなかったんですけど、それでもきょうはミスが多くて、ここ一年間くらいで見ても、個人として一番良くなかったと思います」
それでも後半は、「失敗を恐れずに前へ出る」と意識し、神村学園高が攻勢に出た。90分間で決着はつかなかったが、「今年1年間を通してトーナメントでも負けていなくて、 PK 戦も負けていないので、自信はあった。明るい感じで、いい雰囲気で臨めました」と、自信を持ってPK戦に臨んだ。
9人目のキッカーを務めた福島は、「正直(自分の番が)回ってくるとは思っていなかった」と明かしたが、「あの場に立ったら意外と緊張はせず、リラックスして蹴りました」と落ち着いてPKを沈めてみせた。
正確なパスを供給する福島(写真中央、右から2番目 浅野凜太郎)
神村学園高の背番号14を背負う同選手は、この背番号の重みを感じている。同高の背番号14は、過去にJ1セレッソ大阪MF大迫塁、J1ガンバ大阪FW名和田我空が着用していた。
「神村の14番は我空さんとか塁さんがつけてきたので、ほかの番号と見られ方も違う。立ち振る舞いとかプレーとかで、違いを見せていかないといけない」
大会後はプロの道へ進むことが決まっている同選手にとって、ロールモデルは元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタだという。
「ボールの運び方や持ち方は、そんなに派手なフェイントはしないんですけど、結構動画を見て参考にしている」
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決勝は12日午後2時5分からMUFGスタジアムで、初優勝を目指す鹿島学園と対戦する。
準決勝では「一番良くなかった」と反省を口にした神村学園高のテクニシャンが、国立での決勝で観客を魅了する。
(取材・文 縄手猟 写真 浅野凜太郎)

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