すでに2026年W杯出場を決めている日本代表は、10日にインドネシアとの予選最終戦を戦う。

0-1で敗れた5日のオーストラリア戦では、DFの町田浩樹と渡辺剛が負傷してしまったため、森保一監督がやや手薄になったディフェンス陣をどう編成するかも注目される。

そうしたなか、戦術家として知られる林陵平氏は、DAZNのやべっちスタジアムで遠藤航のCB起用を推していた。

GK：鈴木彩艶
DF：関根大輝、遠藤、高井幸大
MF：平河悠、藤田譲瑠チマ、佐野海舟、中村敬斗、久保建英、鎌田大地
FW：町野修斗

3-4-2-1システムで、ボランチは藤田と佐野が組み、2シャドーに久保と鎌田を置く形。連敗は避けたいので、少し堅めの布陣にしたとして、こう説明していた。

「次のインドネシアもオーストラリアと同じ布陣（5-4-1システム）を組んでくると思われるので中央に経験豊富な遠藤を置きたい。

リヴァプールでもCBの経験はありますし、もともと湘南（ベルマーレ）でも3バックの真ん中をやっていたので、このメンバーなら3バックの真ん中に遠藤はありだと思います」

現在は守備的MFを主戦場とする遠藤だが、代表デビューは右サイドバックだったように、センターバックを含めてDFラインでのプレー経験は十分ある。

また、林氏は、相手のシステムとの相性を考えて、4バックにするのもありと説いていた。

「（システム的に）ミラーゲームになるので、（マークが）誰が誰につくかがはっきりしてしまう。なので、推奨しているのが見てみたいのが、4バック。

例えば、森下龍矢を左サイドバックに入れて、4バック気味にして、4-3-3を作る。

相手の1トップに対して、日本の2センターバックで（ボールを前に）運ぶことができる。そうなると、サイドバックが高い位置をとれる。2CBとアンカーの三角形ができるので、パス交換もしやすくなる。

アンカーから前に配球することもできる。サイドバックが高い位置をとることで、サイドで数的優位性も作れる。より深い位置をとりやすくなる。

日本はもともと4バックでプレーしていたので、4もできるし、いまは3もできるので、ゲームのなかで相手によって使い分けられるようになるとよりチームとしての深みが出るし、それができる選手は揃っている、クオリティ的に。

だから、4枚も見てみたい。（本大会のためにも）いまは試すチャンスだと思うので」

さらに、林氏は、もともとボランチだったために攻撃センスに優れるDF鈴木淳之介の起用も見てみたいとも語っていたがどうなるだろうか。

注目のインドネシア戦は、10日に市立吹田サッカースタジアムで行われる。

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