次の半年で「最も価値が上がる」と分析されている若手5名

近年はサッカーにおけるデータの分析が進んでおり、選手の価値についてもその上昇や下降が予測されるようになってきた。それぞれのクラブがこのデータを元に獲得を判断を進め、投資の成否を占っている。

今回は世界のサッカーにおけるデータや調査を専門としている『CIES football-observatory』から、「今後の半年でもっとも価値が上昇すると予測されている選手」のトップ5をご紹介する。

5位：クリスティアン・コファネ

クラブ：レヴァークーゼン（ドイツ）

年齢：19歳

現在行われているアフリカネーションズカップでカメルーン代表に初招集されたクリスティアン・コファネ。現在ドイツ・ブンデスリーガのレヴァークーゼンで出場機会を増やしている19歳の新鋭アタッカーだ。

2024-25シーズンにスペイン2部を戦っていたアルバセテのトップチームに昇格し、そこでいきなり20試合8ゴールという成績を残して話題に。今夏500万ユーロの移籍金でレヴァークーゼンへと加入すると、DFBポカールやチャンピオンズリーグでゴールを決める活躍を見せている。

現在の市場価値は2550万ユーロとなっているが、このままの活躍を続ければ半年後には4860万ユーロ程度まで上昇するのではないかと分析されている。

4位：ケナン・ユルドゥズ

クラブ：ユヴェントス（イタリア）

年齢：20歳

なかなか調子が上がらないユヴェントスにおいて孤軍奮闘を見せている20歳の「10番」。セリエAでは15試合に出場して5ゴール4アシスト、チャンピオンズリーグでも6試合で1ゴール2アシストを記録しており、チームの中心的な存在になっている。

186cmの体格を持ちながらも鋭いドリブルや力強いパスによってチャンスを作り出すことができ、
卓越したテクニックでゲームを組み立てながら、自分自身でゴールを奪う。トルコ代表でもすでにエース的な存在となっており、昨年はEURO2024のメンバーとして大会に参加している。

現在も市場価値は1億1690万ユーロと高額であるが、このままであれば半年後には1億4000万ユーロまで上昇するという。

3位：バズマナ・トゥレ

クラブ：ホッフェンハイム（ドイツ）

年齢：19歳

コートジボワール代表でプレーしている19歳の左ウインガー。同国の名門アカデミーであるASECミモザで育成されたあと、昨年スウェーデンのハンマビーへと加入した。18歳という年齢ながらすぐにレギュラーとして活躍し、2025年2月1日に1400万ユーロの移籍金でホッフェンハイムへとやってきた。

加入後すぐに実力が認められ、ドイツ・ブンデスリーガでもいきなり7試合で3アシストを記録するなど鮮烈なデビューシーズンに。

現在の市場価値は3440万ユーロであるが、半年後には5830万ユーロまで上昇するのではないかと予測されているようだ。

2位：ニック・ヴォルテマーデ

クラブ：ニューカッスル・ユナイテッド（イングランド）

年齢：23歳

今季アレクサンデル・イサクの後釜としてニューカッスル・ユナイテッドへと加入した23歳のドイツ代表ストライカー。まだそれほど実績がなかった彼に7500万ユーロの移籍金が支払われたことには議論もあったが、プレミアリーグに挑んだ彼は14試合で7ゴールを決めてインパクトを残している。

ヴェルダー・ブレーメンの生え抜き選手であった彼であるが、2024-25シーズンにシュトゥットガルトへと移籍するまではあまり評価されていなかった。しかし、昨季ブンデスリーガで12ゴールを決めたことで急速に市場価値を高め、この夏にプレミアリーグへと進出した。

現在の市場価値は1億1880万ユーロとなっているが、プレミアリーグで活躍しているという点も踏まえて、半年後には1億4500万ユーロまでの上昇が予想されているようだ。

1位：ヤン・ディオマンデ

画像: (C)Getty Images

(C)Getty Images

クラブ：RBライプツィヒ（ドイツ）

年齢：19歳

今覚えておくべき天才アタッカーといえる存在。コートジボワールの生まれであるが、幼い頃にアメリカへと移住してDMEアカデミーで育成された経験を持っている選手だ。

2024年にアメリカからスペインへと渡り、レガネスのリザーブチームに加入。それからすぐに結果を残してプロに昇格すると、この夏にRBライプツィヒと契約。オーストリア・ブンデスリーガで今季は14試合6ゴールを決めており、ウインガーながら見事な得点能力を見せている。

現在4570万ユーロの市場価値となっているが、このままなら半年後には8580万ユーロまで上昇するのではないかと予測されている、

「10年前の巨大ゲームで天才若手だった」のに…消えていった7名

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。