日本サッカー史上最高の選手と言われる伝説的な人物がこの世を去った。
かつて日本代表として活躍した釜本邦茂氏が、8月10日午前4時4分、大阪府内の病院で肺炎のために亡くなった。
京都生まれの釜本氏は、1964~1977年までに日本代表としてプレーし76試合75得点を記録。1968年には開催されたメキシコ五輪では7得点を挙げ、得点王に輝くとともに銅メダル獲得の主役となった。
またヤンマー時代には日本リーグ202得点という記録を樹立した。現役引退後はガンバ大阪の初代監督を務めたほか政治家など幅広い分野で活躍し、2005年に日本サッカー殿堂入りを果たしている。
日本サッカーが世界に遅れをとった時代であったため悲願のワールドカップ出場はならなかったが、その実力と知名度はワールドクラスだった。
1984年8月に国立競技場で行われた自身の引退試合には、ブラジルサッカー界の伝説であり、サッカー界の“王様”と呼ばれたペレ(2022年に82歳で死去)が来日し競演を果たしている。
Jリーグによると、「通夜、告別式は近親の方々のみで執り行うご意向」とのこと。