昨年末からニルス・ニールセン新監督体制になったなでしこジャパンこと日本女子代表。
史上初の外国人指揮官を迎え入れたなでしこは、新たなチーム作りを進めている。
そうしたなか、日本サッカー協会は、10月にイタリア、ノルウェーとの親善試合を行うことが決まったと発表した。
日時:2025年10月24日(金) キックオフ時間調整中
対戦:なでしこジャパン(日本女子代表) 対 イタリア女子代表
会場:調整中(イタリア)
日時:2025年10月28日(火) キックオフ時間調整中
対戦:なでしこジャパン(日本女子代表) 対 ノルウェー女子代表
会場:Estadio Municipal de La Linea(スペイン、ラ・リネア)
欧州遠征を行い、現地で連戦を戦う。ただ、イタリア戦の開催地はまだ未定。
ニルス・ニールセン 監督
「イタリアとの対戦をとても楽しみにしています。イタリアは近年女子サッカーに大きな投資を行っており、歴史ある男子クラブのほとんどが女子のプロチームを持つようになりました。
イタリアは、かつての女子サッカー強豪国としての地位を再び確立しつつあります。なでしこジャパンにとって、イタリアとの対戦は10年ぶりとなります。その間、両チームともに選手の入れ替わりが大きく、特別な先入観なく試合に臨むことができるでしょう。
来年3月に開催されるAFC女子アジアカップ(FIFA女子ワールドカップ2027のアジア最終予選も兼ねる)まで、代表活動は10月と11月の2回しか残されていません。
その意味でも、イタリア戦は非常に貴重な機会であり、チームのさらなる成長につなげていきたいと考えています。
私たちはまだコンセプトの要素を磨き上げる必要があり、試合の締めくくり方にも取り組む必要があります。そうすることで、強豪国相手にもポジティブな結果を得たいと思います。
10月の代表活動期間では、イタリアに続き、ノルウェーと対戦できることを大変うれしく思います。ノルウェーは、FIFA女子ワールドカップ優勝の経験を持つ数少ない国の一つであり、女子サッカーが盛んな北欧を代表する強豪です。
ここ数年は以前のような成績ではなかったかもしれませんが、今夏のUEFA女子EURO2025ではノックアウトステージに進出し、イタリアと接戦を繰り広げるなど、世界トップレベルの実力を改めて示しました。
体格を生かした戦いを仕掛けてくる相手に対し、我々がどのように対応できるかは非常に重要です。この試合に向けてしっかりと準備を整え、チームの成長につなげていきたいと思います」
現在、なでしこは、FIFA女子ランキングで8位、イタリアは12位、ノルウェーは13位。
ノルウェーは1995年の女子ワールドカップで優勝、2000年のシドニー五輪でも金メダルを獲得している。