今夏にスイスのグラスホッパーから、フランス1部のル・アーヴルへ移籍した日本代表DF瀬古歩夢。
25歳の瀬古は大阪出身で、セレッソ大阪でプロになった後、2022年から海外でプレーしてきた。
その瀬古が、ル・アーヴル公式のインタビューで様々な話題を語った。
2022年1月からプレーしてきたグラスホッパーとの契約が今夏で満了になったが、「3年(半)の契約期間が満了する時、自分にとってベストである日本に帰国すべきか迷った。5大リーグのクラブでプレーしなければならないと自分に言い聞かせ、ル・アーヴルを選んだ」そう。
ル・アーヴルについては何も知らなかったというが、クラブと街について調べた結果、「気に入ったのでここを選んだ。小さいながらも、みんな仲が良く、助け合っている。そこが気に入っている」とのこと。
また、故郷である大阪と日本については、こう話している。
「(大阪は)みんなフレンドリーここと同じ!お互いに助け合い、人々は親切で、美しい街。でも、言葉で説明するのは難しい。
ブラジル人やポルトガル人と一緒にプレーしたことがあって、誰もが日本の生活は信じられないほど素晴らしいと言ってくれた。
(日本では)人々が敬意を払う。それが日本人にとって一番大切なこと。
そして、グラスホッパー時代に同僚だった川辺駿(現サンフレッチェ広島)や、日本と海外のサッカーの違いについてはこう語った。
「(21歳での海外挑戦は)難しい決断だった。でも、若い頃はヨーロッパでプレーしたいと思っていた。
そのためにはオファーを受けなければいけなかった。そして、2021年にグラスホッパーからオファーがあった。
そこではすでに日本人選手(川辺)がプレーしていたので、適応するのに役立つと思い、行くことにした。
1年半ともにプレーした後、彼は去ってしまった。そして、自分は一人残された。自分が何をしているのか分からず、家族がひどく恋しくなった。
そして、士気の低下でパフォーマンスが落ちてしまった。メンタル的につらい時期だった。
どのように適応したのか、どう説明すればいいのか、よく分からないけれど、適応できて、パフォーマンスが向上した。そして今、ここでプレーしている。嬉しいね!
自分は日本ではよりテクニカルなプレーをしていたと思う。(日本は)トランジション、トランジション、トランジションという感じではない。
こちら(海外)ではトランジションプレーが多く、フィジカル、スピード、そしてクオリティもある。日本はよりテクニカルで、パスが中心で、少しスローペース。でも、日本もフィジカル面が向上していると思う」
川辺がいなくなったことでホームシックになった時期もあったが、そこから立ち直ったそう。
そんな瀬古は、39歳の大ベテランである長友佑都からも愛されるキャラクターの持ち主だが、自分の性格についてこんな話もしていた。
「(ピッチ外での自分をどう定義するか)分からない!あまり話さない。でも、自分はおもしろい!そう思う!日本の友達からはクレイジーだと言われる。
ピッチ上では冷静だけど、心は燃えているんだ!(笑)ピッチ外ではちょっと気楽なタイプ(笑)
でも、自分にとって一番大事なのはサッカー選手であることみんな、僕の性格は分かっている。
なんでも、オフはNetflixで映画やコメディ番組を見ているそう。
幼い頃はコナンやワンピースの漫画が好きだったものの、今はあまり見ていないとか。そのうえで、「ここにはアニメ好きの選手がたくさんいる!」とも語っていた。