元レアル・マドリー(スペイン1部)のグティ氏が、同クラブの監督就任に意欲を示した。12日、スペイン『マルカ』が伝えた。
レアル・マドリーでは創造性あふれるパスと攻撃センスで攻撃をけん引し、公式戦542試合77得点94アシストを記録。クラブでは3度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝や5度のリーグ制覇に貢献した。
引退後は『DAZN』でコメンテーターを務め、今月開催されるクラブワールドカップでは同プラットフォームで解説する。
グティ氏は同大会に出場する古巣レアル・マドリーについて「決勝はパリ・サンジェルマン(リーグ・アン)対レアル・マドリーになると思う」と期待を込めた。
白い巨人はシャビ・アロンソ新監督の下で初タイトル獲得を狙う。
同指揮官とともにプレーしたグティ氏は「彼は幸せそうだったね。彼はまさに家主だよ。選手時代からずっとそうで、とても積極的にチームに関わり、誰とでも話して、助けようとしていた。レアル・マドリーのファン全員が彼の活躍を楽しみにしている」とエールを送った。
引退後は同クラブの下部組織やアルメリア(スペイン2部)で監督を務めたグティ氏。将来的には再び監督業に復帰し、古巣レアル・マドリ―を指揮したいと語った。
「そうなりたいと願うことは、クラブを卒業してコーチになりたいと思っているすべての子どもたちの夢なんだ。
なお、グティ氏は自身以外の監督候補として、かつてシャルケ04では元日本代表DF内田篤人氏とともにプレーし、今季限りでレアル・マドリーBの監督を退任したラウール・ゴンサレス氏を挙げた。
グティ氏は「レアル・マドリーのファンとして、彼がファーストチームに加わるのを見たかった」とコメント。
さらに「彼は監督として素晴らしいキャリアを築くと思う。近いうちにチームを率いて、さらに成長していくと願っている。将来、レアル・マドリーの監督を務める機会が訪れると確信しているよ」と、元同僚の帰還を断言した。