デンマーク1部のブレンビーは23日、筑波大学FW内野航太郎と、2029年夏までの契約を締結したと発表した。

内野は2004年6月19日生まれの21歳。

横浜F・マリノスのアカデミーで育ち、2023年のアジア競技大会では大学1年生ながら4ゴールを挙げ、日本を準優勝へと導いた。

世代屈指の大型ストライカーとして期待を集め、翌2024年のU23アジアカップにも出場。パリ五輪出場権獲得に貢献したものの五輪本大会出場は逃していた。

ブレンビーによれば、内野はこの春にトライアルへ参加。ピッチ内外で好印象を残したことから、正式に獲得するに至ったという。

以下はフットボールディレクターを務めるベンヤミン・シュメデス氏のコメント。

「内野は、彼の世代において日本でも最も有望なタレントの一人であり、非常に楽しみな若手ストライカーです。今年初めに行われたトライアルで彼を見る機会があり、非常に良い印象を残しました」

「彼はフォワードとして独自の個性と高い能力を持ち、成長したいという強い意志、そしてしっかりした考え方を兼ね備えています。彼には大きなポテンシャルがあり、今後数年間でそれを引き出していけると信じています」

今夏、日本代表MF鈴木唯人をドイツ1部のフライブルクへ売却したブレンビーにとっては、新たな日本人選手となる内野。6月19日に21歳の誕生日を迎えた彼は、7月初旬にチームへ合流する予定だという。

ワールドカップまで残り1年。欧州での活躍によっては滑り込みでのメンバー入りを狙える逸材だけに、内野のデンマークでのパフォーマンスは注目を集めそうだ。

編集部おすすめ