
日本代表MF田中碧が所属するリーズ・ユナイテッドとキットサプライヤーのadidasは17日、2025-26シーズンに向けた新アウェイユニフォームを発表した。
今作は、リーズが現時点で最後に「UEFAの大会」を戦ったチームとそのユニフォームへのオマージュとなっている。
Leeds United 2025-26 adidas Away
リーズ・ユナイテッド 2025-26 adidas アウェイ ユニフォーム
2025-26新アウェイユニフォームは、ブルーを基調にイエローの差し色。この2色とエンボス加工された水平ストライプのデザインは、リーズのサポーターなら見た瞬間に懐かしさを覚えるに違いない。
胸スポンサーは引き続きエナジードリンクの「Red Bull」。日本でもRB大宮アルディージャのスポンサーとして知られる雄牛のロゴマークが、ついにプレミアリーグに初登場となる。

背面の首元には、“WE ARE LEEDS”の文字とともにマフラーのようなアイコンを配し、選手とサポーターの絆を刻む。
ファンには懐かしいブルーとイエローによる今作のデザインは、プレミアリーグや欧州カップ戦で「ヤング・リーズ」が着た2001-03モデルを復活させたものだ。
ヤング・リーズとは、1990年代終盤から2000年代初頭にかけて国内外で旋風を巻き起こした若手主体の伝説的なチーム。とりわけ2000年代はリオ・ファーディナンド、ハリー・キューウェル、ロビー・キーン、マーク・ヴィドゥカなどが活躍し、2000-01シーズンはUEFAチャンピオンズリーグでベスト4入りを成し遂げている。

キューウェルが着るこのユニフォームが、今作のモチーフである2001-03モデル。アウェイとして使用した2001-02シーズンはプレミアリーグを5位でフィニッシュ。翌2002-03シーズンはサードとして使用し15位で終えている。
この2シーズンはどちらもUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)に出場し、欧州各国でブルー/イエローのキットを身に纏った。
これは単なる偶然だが、2001-03モデルと今作はどちらもドリンク系の胸スポンサーというのも面白い。「STRONGBOW」はアルコール入りサイダーのブランドで、ヤング・リーズ時代の象徴的な胸ロゴだった。

黄金時代を駆け抜けた選手たちの姿も浮かぶ今作について、クラブは「欧州での歴史を現代的なデザインで称えたノスタルジックな一着」と懐かしそうに説明する。
そんな2025-26アウェイユニフォームは、クラブのオンラインストア他で販売中。田中碧のネームナンバー「22 TANAKA」もオプションでプリントが可能だ。