横浜F・マリノスは30日、松永成立GKコーチが辞任することになったと発表した。

松永氏は1962年8月12日生まれの62歳。

現役時代は日産自動車と横浜マリノスの守護神として活躍し、日本代表でも40試合に出場。1993年のアジア最終予選、「ドーハの悲劇」となったイラク戦で日本のゴールマウスを守っていたことで知られる。

2000年に引退した後は指導者の道へ進み、2007年から古巣の横浜F・マリノスでGKコーチに就任。セービング能力はもちろん、高丘陽平や朴一圭といったビルドアップ能力に優れた“モダンGK”の指導にも定評があった。

以下はシーズン半ばでの辞任を決断した松永氏のコメント。

「このたび、GKコーチを辞任することにしました。

これまで日産自動車サッカー部時代から長きに渡り、このクラブに携わってこられたことを誇りに思います。

J1に残留するためには、ファン・サポーターの皆さんの力が絶対に必要です。

横浜F・マリノスへの変わらぬご支援、応援を引き続きどうぞよろしくお願いします」

現在J1最下位の横浜F・マリノスは今週、5月26日(月)にアシスタントコーチを務めていた安達亮氏がJ2カターレ富山の監督に就任するため退任したばかり。

ただ、日産時代からチームを知るレジェンド松永氏の突然の辞任はそれ以上の衝撃をクラブ内外にもたらすに違いない。

なお、GKコーチの役割はひとまずアシスタントGKコーチの榎本哲也氏が引き継ぐとみられる。

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