ソマリアのバナディール州で、かつてサッカーの代表選手としてプレーしたアブディフィター・アブディ・オスマン氏が殺害されたとのこと。
アブディフィター・アブディ・オスマンは「カブディフィタークス・カラブ」という名前でプレーしていたサッカー選手で、引退後は地元のアスターンTVでジャーナリストを務めていたという。
事件は彼が仕事のためにテレビ局へと向かっていた最中に発生。バイクを運転していたオスマンは、突如警備員に銃で撃たれて死亡したとのこと。
『dhacdo』によれば、容疑者はシャリフ・ムハンマド・アハマドという男性。現場近くのホテルで警備員として働いていた人物で、事件の動機については未だ不明だと伝えられている。
オスマンの遺体は病院に運ばれて埋葬の準備が行われていたが、現在彼の家族がそれを拒否しており、冷蔵保存が進められている。
家族はこの殺害方法に憤慨しており、さらに容疑者が裁判にかけられていないことに抗議の意を示しているよう。
バナディール地域の警察は容疑者を裁判にかけると約束し、現在その手続きを進めているそうだ。
オスマンはソマリア代表チームでプレーした他、モガディシュにあるエルマン、バナディール・テレコム、サハフィなどに所属していた人気選手だったそう。彼には妻と一人の息子がいたとのこと。