久保建英が所属するレアル・ソシエダは、7月に日本へのツアーを行うと発表した。

7月21日にV・ファーレン長崎、25日に横浜FCとの親善試合を行うとのこと。

これは「クラブパートナーであるYASUDAグループとのアジア展開の一環」としている。

ソシエダが日本ツアーを行うのは、3度目。久保は今夏の移籍が噂されているだけにその決定は現地でも注目されている。

アーセナル移籍が濃厚とされている主力MFマルティン・スビメンディがツアーのPR写真にいなかった一方、久保はしっかりと起用されている。

スペイン紙『NAIZ』は「ソシエダの日本遠征が決定したことは、久保建英の継続的な在籍を間接的に示唆している可能性がある」と報道。一方、ソシエダの地元紙『El Diario Vasco』は、こう伝えていた。

「レアル・ソシエダ、日本遠征を正式発表。7月末の親善試合2試合は久保にとっていい兆候か?

ソシエダが今回の日本遠征を企画する主な理由は、久保を同行させることだ。この遠征は、様々な意味で利益をもたらすはずだ。

昨年、アジア遠征なしでプレシーズンが既に始まっていたにもかかわらず、7月25日に日本でガンバ大阪との親善試合が強行されたことで、イマノル・アルグアシル監督の計画は完全に狂わされた。

トゥールーズとのホームゲームが中止に追い込まれたことを含むスケジュール変更を厳しく批判。

『日本で起きたことは全く気に入らない。

クラブにはニーズがあることを理解している。スポンサーは日本にいるし、クラブのためにもそうせざるを得なかった』と、数週間後に指揮官は語っていた。

非常に長い移動、最適とは言えないピッチコンディション、そして非常に高温多湿な天候により、チームはトレーニングの水準を維持することが困難になり、ソシエダのコーチ陣が数ヶ月前から立てていた計画に悪影響を及ぼしたのだ。

昨年と今年の違いは、親善試合の試合日程が最初から決まっているため、残りの準備期間をそれらに合わせて計画することができること。

1年前のガンバ大阪戦はすべての計画が整えられた後で決定されたが、国際大会による主力選手の不在や、戦略的に重要な選手の移籍に関する交渉など、既に複雑なプレシーズンに混乱をもたらすものになった」

ソシエダは昨年にも日本ツアーを行ったが、シーズン終了直後の5月、そして7月と二度来日する異例の形だった。

再来日で急遽予定を変更することになったため、プレシーズンの計画に悪影響を及ぼす結果になったようだ。今年は日程が確定しているため、その部分が違うとのこと。

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