今シーズンのAFCアジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で大きな脚光を浴びた韓国1部・光州FC。
一方でアルバニア代表FWヤシル・アサニの連帯保証金の未納問題および補強禁止処分期間中の選手補強により、韓国国内だけでなく国外からもそのずさんな運営体制に苦言が呈されている。
日本では、AFCアジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で同クラブと対戦したJ1ヴィッセル神戸が、光州の“違法”出場選手によりアジア制覇の夢を絶たれている。
そんな光州に対しては、厳罰を望む声も多かったものの、韓国サッカー連盟は「故意性のない行政上のミス」と判断し、勝点はく奪など重い処分を下さなかった。
しかしながら、光州は先週にも韓国サッカー連盟が定める財政健全化規定を2年連続で順守できなかったとして謝罪しており、運営体制にはさらなる批判が集まっている。
そうした中、韓国メディア『スポーツドン』は、光州を待ち受ける新たな『処分』の存在を解説している。
同紙によると、同クラブは先月21日にFIFAの選手登録禁止処分が解除されたものの、処分中に補強された無資格選手の出場の件に対しては、韓国サッカー協会を通じてFIFAの正式な処分が通達されるという。
光州はリーグ戦でも無資格選手を出場させており、国内の各クラブから勝点はく奪などの処分を求める声が協会に寄せられているが、連盟関係者によるとこれらの処分はいずれも「FIFAの回答待ち」だという。
また、上述の財政健全化規定違反についても、連盟関係者は「今年の違反事項は昨年より重いと考え、懲罰委員会を開催することにした。争議について不慣れなため、懲罰委員たちが規則を理解できるように十分な時間を持つ計画だ」と明かし、時間をかけて光州に厳罰を下す方針だ。
ACLEでの大躍進から一転、大量の処分が待ち受ける光州。クラブの未来は明るくない。