現在、チリで開催されているU-20ワールドカップ。

U-20日本代表はグループステージを3戦全勝で突破した。

グループステージを終えて無失点なのは日本だけで、海外では優勝候補にも挙げられている。

初優勝を狙う日本は、決勝トーナメント1回戦でフランスと対戦する。そのフランスはグループEで2勝1敗の3位だった(アメリカ、南アフリカと同勝点)。

そうしたなか、仏紙『L'Équipe』は、「所属クラブから派遣されなかった選手が多数欠場するなか、U-20フランス代表のベルナール・ディオメド監督は、サイモン・ブアブレの招集で、チームの強化を図ることができた。ネオム(サウジアラビア)に所属するこのアタッカーは、日本戦のメンバーに名を連ねることになる」と伝えた。

19歳のサイモン・ブアブレは、この夏にASモナコからサウジのネオムに移籍金1000万ユーロ(約17億円)ほどで引き抜かれたアタッカー。

ここまでサウジリーグ4試合に先発するなど主力としてプレー、先月27日の試合にもフル出場していた。

ただ、今月6日からFIFAのインターナショナルブレイクに入り、10月19日までリーグ戦がないため、このタイミングでU-20代表に派遣されることになったようだ。

仏紙『RMC』はこう伝えている。

「大補強!サイモン・ブアブレ、U-20フランス代表に合流。フランスに朗報が届いた。

多くのクラブが選手の派遣を拒否する中、ディオメド監督は、日本戦に向けてサイモン・ブアブレを補強することができた。

今大会は所属クラブに選手の派遣義務がない。いくつかのクラブはこの権利を行使し、才能ある選手をチームに留めた。サイモン・ブアブレはこれまでU-20代表のレギュラーだった」

『Footmercato』も「フランス、重要な補強選手が加入。日本戦に向けて大きな強化になる」としている。

日本対フランス戦は日本時間9日(木)の午前8時にキックオフされる。

編集部おすすめ