世界的スター軍団であるバルセロナがこの夏も来日する。
ただ、27日に予定されていたヴィッセル神戸との親善試合は、一時バルサ側から中止が発表されるなど混乱する事態となった。
24日にバルサは「プロモーター側の重大な契約違反により、日曜日に日本で予定されていた試合への参加を中止せざるを得なくなった」と発表。
神戸も同日に「バルセロナとの試合について、プロモーターによる契約上の問題が発生しているとの情報を受け、当クラブとしても状況の確認を行っております」との声明を出した。
その後、25日に神戸はバルサ戦の開催決定を発表。
「2025年7月27日(日)に予定しておりましたFCバルセロナ来日試合につきまして、関係各所との慎重な協議を重ねた結果、予定通り開催させていただく運びとなりましたことをお知らせいたします。
本件につきましては、契約上の問題が発生したことから、楽天グループと協力の上、試合開催の実現に向けてFCバルセロナを含む関係各所との調整を行ってまいりました。
本試合を楽しみにされているファンの皆さまには多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、改めて深くお詫び申し上げます。」
ただ、26日に予定されていたバルサの前日練習は、公開から非公開になっており、神戸はこう説明している。
「2025年7月27日(日)に予定しておりますFCバルセロナ来日試合に関連し、2025年7月26日(土)にノエビアスタジアム神戸にて実施を予定しておりましたFCバルセロナ前日公開練習につきまして、関係各所との調整の結果、公開練習から非公開練習へと変更となりました。つきましては、誠に残念ではございますが、前日公開練習を中止とさせていただきます。
公開練習を楽しみにお待ちいただいていた多くの皆さまには、直前のご案内となりましたこと、また、ご期待に沿えず大変ご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。」
また、バルサ側も「アジアツアーは25日の日本行きフライトでスタートする。27日には、ノエビアスタジアム神戸でヴィッセル神戸と対戦する」と発表しており、試合中止の事態は避けられた。
『El Larguero』などは、神戸の親会社である楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長(神戸の会長でもある)が「わずか24時間後に支払いを完了させ、事態の収拾に大きく貢献した」としている。