韓国のKリーグ1部でプレーしている光州FCに対し、プロサッカー連盟が罰金処分と補強禁止処分(執行猶予付き)を言い渡したとのこと。
『中央日報』が伝えたところによれば、光州FCは昨年23億ウォン(およそ2億4000万円)の当期純損失を出しており、プロサッカー連盟から財務健全化の義務を課せられていたという。
しかしながら、AFCチャンピオンズリーグ・エリートに出場していた光州FCは選手の補強などのために収益を過大に計上して予算案を提出していたとのこと。
当然ながらそのために再び大規模な営業損失を計上しており、損失は41億ウォン(およそ4億3400万円)まで増大しているようだ。
この財務健全化規定を守らなかったクラブに対しては、罰金処分のほか、選手補強の禁止、勝点没収、さらに降格処分などの懲戒が言い渡される可能性がある。
今回光州FCに対しては制裁金1000万ウォン(およそ100万円)と選手補強禁止処分1年間が言い渡されたが、補強禁止については1年間の執行猶予が付随している。
もし2027年までに財務健全化のプランが遂行できない場合、あるいは一定の額の赤字を解消することができなければ、自動的に選手補強禁止処分が課せられるとのこと。
昨年12月にFIFAから選手の補強禁止処分を言い渡されていたものの、業務上のミスによってそれを感知せず、10名以上の補強を行っていた光州FC。
そのため、国内リーグとAFCチャンピオンズリーグ・エリートにおいてプレーする資格がない選手を長く起用していた状態にあり、現在他のチームから異議を申し立てられている。
FIFAやAFCが光州FCにどのような制裁を課すのか注目されている中、クラブの財政的な状況にも大きな問題が表面化しているようだ。