世界最高峰のストライカーとして活躍してきたポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ。

2008年に代表デビューすると、ポーランド代表史上最多出場記録と最多得点記録を樹立。

2014年からは代表キャプテンも務めてきた。

ドルトムント時代には香川真司と同僚だったことでも知られる彼は、36歳になった現在もバルセロナで活躍しているが、SNS上で突然代表からの引退を発表した。

「現在の状況と代表監督に対する信頼の喪失を考慮し、彼がその職に就いている限り、代表でのプレーを辞退することを決めた。世界一のファンたちと共にプレーする機会がまだあることを願っている」

レヴァンドフスキは今回の代表活動をそもそも辞退していたが、ミハウ・プロヴィアシュ監督は、8日にピオトル・ジエリニスキを新代表キャプテンに指名。そのことが大きな要因となったようだ。

ただ、『Przegląd Sportowy』によれば、ポーランド代表選手たちはキャプテン交代に歓喜していたという。

選手たちはこの決定に拍手を送っており、元キャプテンのために涙を流すことはなく、それは監督の決断が正しかった何よりの証拠だとも。

長年自分自身も厳しく律してきたレヴァンドフスキは、チームメイトたちからの信頼を失っていたそうで、選手たちは監督を支持しているようだ。

今回の事態は不可避だったとされており、チームで突出した存在のレヴァンドフスキは、あまりに厳格すぎて求心力を失っていたということだろうか。

プロヴィアシュ監督は、「選手やスタッフと話し合った結果、変更は必要と判断した。ロベルトは、自主的にキャプテンを辞退したと発表してほしいと申し出たが、そうはならないと伝えた。これは私の決定だ」と述べたとのこと。

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