日本代表も出場する2026年のFIFAワールドカップはアメリカ・カナダ・メキシコで共催される。
先日、ワシントンのジョン・F・ケネディ・センターでグループステージ組み合わせ抽選が行われ、元日本代表キャプテンの吉田麻也も参加した。
現在、アメリカMLSのLAギャラクシーでプレーしている吉田は、interfmの『吉田麻也 Treasure in Talk』で、こんな話を明かしていた。
「抽選会なんですけど、ホテルもすごいし、会場はケネディセンター?そこもすごいし、FIFAはどんだけ金持ってんだよっていうのが、正直な僕のファーストインプレッション(笑)どんだけこれに金使うのって。
前日入りしたんですけど、すでにホテルがレジェンドだらけで、逆に僕がここにいていいのかって恐縮するくらい。ゲームのなかにいるかのような錯覚に陥りました。
朝にロビーでご飯食べていたら、隣にブラジルの怪物ロナウドがいて、その隣にロベカルとカカがいて(笑)
バーではヴィエリとバティストゥータがエスプレッソを飲んでいて、しばらくしたら、そこにカンナヴァーロが来てみたいな…マジでこれゲームじゃん!って思いました、本当に。
久しぶりに子供に戻ったような気になって。現役時代の中田英寿くらい首を振って、周りを見てました(笑)本当に面白かった」
「意外にみんなやさしく声をかけてくれて…嬉しかったのが、前日にバーに行ったんですよ。
エージェントと一緒に行ったんですけど、バーでお茶してたら、イタリアのレジェンドたちがご飯食べていたんですよ。
パッってイタリアのレジェンドたちと目が合っちゃって、そうしたら、デルピエロが立ち上がって、挨拶してくれて。
え!?認識されてるって…イタリアでプレーしててよかったぁと思いました(笑)
その後、マテラッツィってジダンに頭突きしたDFで、長友選手とも一緒にやってた彼も握手をしてくれて、めちゃくちゃ嬉しかったです。
それだけでイタリアの苦しかった2年半が報われたような気がしました(笑)
ちなみに、デルピエロとはまた会場で会ったので、『レストランがロスにあるよね、行ったよ!』って言ったら、『どうだ?好きか?』って言われて、『大好きだ!』って言っておきました。おいしかったですけどね、普通に、本当に」
抽選会には前日から世界的レジェンドたちが大集結していたそう。
元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリと元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータ、そして、元イタリア代表DFファビオ・カンナヴァーロが一緒にお茶しているのは、確かにすごい…。
そのなかで、わざわざ挨拶してくれたのは、元イタリア代表のアレッサンドロ・デルピエロだったそう。
彼はアズーリの10番を背負ったスターだが、大の親日家でもある。新日本プロレスのファンとして知られるほか、2012年には東日本大震災復興支援Jリーグスペシャルマッチにも出場した。
また、インテル時代に長友佑都ともプレーした元イタリア代表DFマルコ・マテラッツィとも握手をしたとのこと。
マテラッツィと長友
(C)Getty Images吉田は2020年1月から2022年夏までイタリアの名門サンプドリアでプレーしたが、セリエAで15位、9位、15位と厳しい戦いを余儀なくされた。
ただ、イタリアのレジェンドと繋がれたことで、それが報われたとも感じたそう。
吉田はオランダ、イングランド、ドイツでもプレーしており、日本人選手のなかでは相当な人脈を持っている。
筆者:井上大輔(編集部)

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