今季、明治安田J3リーグを戦っているFC琉球OKINAWA。
彼らは、この2025シーズンから、スタジアムのゴール裏に掲出している看板広告の一部を「社長の顔+社名」での広告とし、試合中に社長の顔にボールが当たった場合、スポンサー費を全額返金する新たな協賛制度を導入している。
5月17日に沖縄県総合運動公園陸上競技場で行われたJ3第13節のギラヴァンツ北九州戦において、ついにゴール裏に掲出しているオフィシャルパートナー、大矢運送の「社長の顔付きスタジアム看板」にボールがヒット。
クラブ内でVAR判定を実施した結果、大矢一彦社長の顔にボールが当たったと判定されたという。当該シーンのハイライトがこちら。
確かに当たっている。
この判定結果を受け、FC琉球は大矢社長に返金を連絡。すると、なんと返金額を大きく上回る追加協賛の申し出を受けたという。
追加協賛は8月23日(土)カマタマーレ讃岐戦(沖縄県総合運動公園陸上競技場)にて開催予定の「#日本一のスタジアム花火」企画に対する支援になるとのことだ。
理由について大矢運送の大矢社長はこのように語っている。
「FC琉球のファン・サポーターの皆さん、こんにちは!!大矢運送の大矢です。この度、運よく?運悪く?どちらなのか複雑ですが、弊社スポンサー看板の私の顔に富所選手のシュートが当たったと聞いて、とても驚いております。 今回が初めての協賛金返還と聞いて、とても光栄です!ただ、協賛金の返還を喜んでばかりはいられず、やはり私としてもこのまま返金されて喜んでばかりでは、FC琉球のサポーターとしては失格だと思います。この返金にさらに追加で協賛し、8月の日本一のスタジアム花火をさらに盛り上げてもらえればと思います。バモス!! FC琉球!!」
今回の申し出に対し、「大矢運送様の男気に、クラブ一同感謝申し上げます!!」と感謝を綴ったFC琉球。
今季から「期限付き胸スポンサー」制度を導入するなどユニークな試みが目立つ彼らの企画力に今後も注目していきたい。