先日、FIFAから突然、補強禁止の通達が出されたJ2のヴァンフォーレ甲府。
クラブはその後、2022年8月1日から2023年12月31日までブラジルのトンベンセFCから期限付き移籍で加入していたジェトゥリオの移籍金について、支払いに関して相手クラブと齟齬が生じていることを発表。
早期解決に向けて、引き続きトンベンセFCと調整を図っていくことを明らかにしていた。
そうしたなか、甲府は30日、『国際サッカー連盟(FIFA)からの通達解除について』と題したリリースを発信。以下のように綴った。
「本件につきましては、FIFAからの通達により、選手移籍に関する制裁が課せられたものでありましたが、2025年9月30日付けにて、トンベンセFC側が移籍禁止制裁措置の解除に同意致しました。
上記を受けて、FIFAからヴァンフォーレ甲府に課した移籍禁止制裁措置を解除する旨の通達がありましたので、ご報告をさせて頂きます。
また、ヴァンフォーレ甲府に関わる皆様方に対して、多大なるご心配とご迷惑をおかけ致しましたこと、更には、Jリーグに関係する方々にもクラブを代表してお詫びを申し上げます。
クラブと致しましては、今回の事案発生等を大いに反省しなければならないと思っております。
今後は、クラブ内におけるガバナンス体制を再構築して、再発防止に努めて参ります。
最後に、今シーズンのリーグ戦も残り、7試合となりましたが、「ソコヂカラ」を忘れず最後まで、頑張る覚悟でありますので、ヴァンフォーレ甲府に関わる全ての皆様方には、引き続き、ご支援とご声援を賜りたくお願い申し上げます。
ヴァンフォーレ甲府
代表取締役社長 佐久間 悟」
報道によれば、甲府はトンベンセFCに対し、未払いとされていた移籍金を入金。FIFAもこの事実を確認したことで早期解決が実現したようだ。
J2で現在11位の甲府。