2026年W杯予選を世界最速で突破した日本代表。
来月10月には同じく予選突破を決めている王国ブラジルとの親善試合を行う。
そのブラジルで注目されているのが、ネイマールの扱い。
2023年10月のウルグアイ戦で前十字靭帯断裂と半月板損傷の大怪我を負い、それからおよそ1年後にピッチに復帰した。
今年で33歳になったネイマールは、古巣サントスに戻ってプレーしているが、コンディション不良が続いており、ブラジル代表への復帰はまだ果たせていない。
そうしたなか、ブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督は、『ESPN』のインタビューで、ネイマールと今年6月に話をしたことを明かした。
「もちろん、ネイマールのプレーを見るつもりはない。誰もが彼の才能は知っているからね。
現代サッカーにおいて、その才能を最大限に発揮するには、良好なフィジカルコンディションを維持していなければならない。
最高のフィジカルコンディションであれば、代表チームでプレーするのに何の問題もない。
誰もがネイマールが代表チームにおいて良好なフィジカルコンディションでプレーすることを望んでいる。私は彼に『W杯で代表チームがベストを尽くせるように最善の準備をする時間がある』と伝えた。
彼と話した。(6月の)パラグアイ戦前にホテルに来て、話し合った。
私は彼を攻撃的MFかストライカーとして起用する。彼は中央でプレーしなければいけない。ウィングではプレーできない。
なぜなら、現代サッカーでは、フィジカル要素のあるアタッカーが求められるからだ。それは非常に重要視される。彼はMFとして問題なくプレーできる」
かつてネイマールは左ウィングが主戦場だったが、フィジカルを求められるために代表でのサイド起用はもうないようだ。
実際、ネイマールは、サントスでも4-2-3-1システムのトップ下か前線でプレーしている。
そのネイマールはブラジル代表史上最多となる通算79得点を決めているが、最も多くの得点を奪っている相手は日本だ(9得点)。
2022年の対戦でもネイマールはPKを決めて1-0の勝利に貢献。来月10月14日に行われるブラジル戦にネイマールが招集されるのか注目だ。