藤田譲瑠チマ、安藤智哉、原大智の日本代表トリオが所属することになったドイツ1部ザンクト・パウリ。
27歳の安藤は、この冬にアビスパ福岡から加入した190センチの大型センターバックだ。
愛知学院大学を経て、当時J3のFC今治でプロになると、J2大分トリニータ、J1アビスパ福岡とステップアップ。昨年7月には代表デビューも果たした。
日本でもトップリーグでのプレー経験は1年しかないが、欧州5大リーグの舞台で早くも活躍を見せている。まだ5試合の出場ながら、現地では『掘り出し物』という評価を得つつある。
『MOPO』は、「困難な状況にもかかわらず、ザンクト・パウリで無名からヒーローへ」と安藤を特集していた。
「新しい国で新しい仕事を始めることを想像してみてほしい。言葉も話せず、新しいチームに加わりながら、早い段階から絶大な信頼を寄せられる。
安藤はすべてを完璧にこなした。英語とドイツ語が堪能ではないため、コミュニケーションの手段がないにもかかわらずだ。
彼は英語もドイツ語も話せないが、チームメイトとできる限りコミュニケーションを取ろうとしている。
『ピッチ上で大事な言葉はいくつか覚えました。みんながすごく助けてくれるので、コミュニケーションは問題ありません』
アレクサンダー・ブレッシン監督は、27歳の安藤は『もう若くない』としつつ、急成長を見せていると高く評価している。
『J1で1年しかプレーしておらず、その前は2部リーグにいたことを考えればね…。
彼は最初から自分がいかに貴重な戦力になれるかを見せつけた。完璧にフィットしているし、彼を迎え入れることができて嬉しい』
その評価も当然だ。新加入の安藤がいなければ、どうなっていたか。しかも、彼をフリーで獲得できたことは、すでに大きな幸運と言える」
現在18チーム中17位のザンクト・パウリは、離脱者が相次いでいる。そうしたなかで、フリー移籍で加入した安藤は、『加入してわずか5週間ながら守備陣のリーダー』になっていると現地で称賛されている。
残留圏との勝点差は2ポイント。逆転での1部残留を果たせば、安藤の評価はさらに高まるはずだ。
筆者:井上大輔(編集部)

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