2031年に開催されるFIFA女子ワールドカップ(開催地は未定)。
FIFAの理事会で同大会から出場国数が32か国から48か国に増やすことが決定された。
大会フォーマットは12グループで形成され、試合数はこれまでの64試合から104試合に増え、大会期間も1週間伸びる。
アジアサッカー連盟の出場枠は8か国。それに加えて、3枠を12か国で争うプレーオフにはアジアから2チームが進む。
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、この変更により、より多くの国が「女子サッカー組織を発展させる機会を大会から得る」「この決定によって世界的な女子サッカーの発展に向けた勢いを維持することができる」とコメント。
一方、国際プロサッカー選手会(FIFPro)は、出場国増加は「女子サッカーの世界的な成長を反映している」と歓迎しつつ、「女子サッカーの世界的な発展は、労働条件の改善、選手の地位向上、そしてピラミッド下層階級の発展と歩調を合わせることが極めて重要である」とした。
また、インファンティーノ会長は、アフガニスタンの難民女子チームの承認も決定。アフガニスタンサッカー連盟は、タリバンによる国内法により国内で女子スポーツが禁止されているため、自国の女子チームを承認していない。
そして、『BBC』によれば、FIFAは人種差別と闘うための懲罰規定を改定し、人種差別的虐待に対する罰金の最高額を451万ポンド(8.7億円)に引き上げたとのこと。