
2025年6月14日、ついに新たなクラブワールドカップが開幕を迎える。日本からは浦和レッズも出場するこの大会は、ヨーロッパや南米など数々の地域のビッグクラブが集結し、推定200億円もの優勝賞金が準備されているというトーナメントだ。
今回は『Planet Football』から「クラブワールドカップに出場する忘れられた名選手たち」をご紹介する。
マウコン
国籍: ブラジル
過去の所属クラブ:ボルドー、バルセロナ、ゼニト・サンクトペテルブルクなど
現所属:アル・ヒラル
年齢:28歳
ブラジル出身のレフティウインガーは、2016年にコリンチャンスから若くしてボルドーへと移籍し、フランス・リーグアンで目覚ましい活躍を見せたことで大ブレイクした。
2018年にはASローマへの移籍がほぼ決まった状況でバルセロナからのオファーを受け、すぐにスペイン行きを決断。「ドタキャン騒動」として世界的に大きな話題を集めた。
しかし結局バルセロナではあまり活躍できず、2019年にはロシアのゼニト・サンクトペテルブルクへ。そこでリーグ優勝3回を果たすなど復活し、一昨年サウジアラビアのアル・ヒラルへと引き抜かれた。
今季のサウジリーグでは30試合に出場して9ゴール10アシストと大活躍。年齢も28歳とまだ若く、この大会にかける思いは強いはずだ。
ルイ・パトリシオ

国籍:ポルトガル
過去の所属クラブ:スポルティングCP、ウォルヴァーハンプトン、ローマ、アタランタなど
現所属:アル・アイン
年齢:37歳
ポルトガル代表で長らく守護神を務めてきた大ベテランゴールキーパー。イングランド・プレミアリーグでもウォルヴァーハンプトンで堅実なプレーをし、高い評価を受けていた。
その後イタリア・セリエAのローマとアタランタに所属した後、先月下旬にクラブワールドカップへの出場を見据えてUAEの強豪アル・アインへと移籍することが発表された。
今回の契約は短期のものであるため、この大会はルイ・パトリシオにとって非常に大きなチャンス。巨額の契約をクラブから引き出せるかどうか、一つ一つの試合が重要なものになりそうだ。
ジェンギズ・ウンデル

国籍:トルコ
過去の所属クラブ:ローマ、レスター、マルセイユなど
現所属:ロサンゼルスFC
年齢:27歳
2017年にイスタンブール・バシャクシェヒルからイタリア・セリエAのローマに加入したトルコ人アタッカー。その際には期待もあって1340万ユーロもの移籍金が支払われた。
若くしてセリエAでも継続的に出場機会を得てインパクトは残したものの、絶対的なレギュラーには定着できず。その後レスター・シティ、マルセイユを経て母国のフェネルバフチェへと移籍した。
そして今年はローンの形でアメリカ・メジャーリーグサッカーのロサンゼルスFCへと移籍し、加入からまもなく活躍を見せている。
ロサンゼルスFCには他にもウーゴ・ロリスやオリヴィエ・ジルーが所属していることもあり、「忘れられた名選手たち」を見られる貴重なチームだ。
エディンソン・カバーニ

国籍:ウルグアイ
過去の所属クラブ:ナポリ、PSG、マンチェスター・ユナイテッドなど
現所属:ボカ・ジュニオルス
年齢:38歳
かつては世界トップクラスのストライカーとして名を馳せていたエディンソン・カバーニ。献身的なディフェンスと得点力を兼ね備える貴重な選手で、ナポリやPSGで数多くのゴールを決めてきた。
2020年にPSGを離れてからはマンチェスター・ユナイテッドとバレンシアでプレーし、2023年にアルゼンチンのビッグクラブであるボカ・ジュニオルスへと加入することを決断した。
南米に戻った彼は2024年に29試合11ゴールを決めるなど、かつてほどの迫力はないにしても、ベテランらしいプレーでチームに貢献。
セルヒオ・ロメロやマルコス・ロホなどマンチェスター・ユナイテッドでプレーした名選手も所属するボカ・ジュニオルスで、自身のキャリアを締めくくるビッグトーナメントに挑む。
アレックス・サンドロ

国籍:ブラジル
過去の所属クラブ:ポルト、ユヴェントスなど
現所属:フラメンゴ
年齢:34歳
2011年にポルトガルのFCポルトへと加入し、攻撃的なプレーで大きな活躍を見せたブラジル人サイドバック。その後イタリア・セリエAの名門ユヴェントスへと2600万ユーロの移籍金でステップアップし、長く活躍した。
2023-24シーズンまで9年間にわたってプレーし、同クラブの外国人選手としてパヴェル・ネドヴェドと並ぶ最多出場記録を作ることにも成功している。
その後、ユヴェントスを離れることになった彼はブラジルに戻り、名門フラメンゴへと加入することが決定。
34歳ながらも今季のブラジル全国選手権ではレギュラーとして重要な存在となっており、フル出場を続けている。